UQモバイルの新端末「OPPO Reno3 A(オッポ リノスリー エー)」は、UQモバイルの2020年夏モデルとして発表された格安スマホ。
「Reno3 A」というネーミングの通り、「OPPO Reno A」の後継モデルという位置づけですが、スペック的には「OPPO Reno A」の下位モデルである「OPPO A5 2020」の後継モデルと思わざるを得ないスペック。
この「OPPO Reno3 A」のスペック・価格・ベンチマークなどをレビューしていきます!
「Galaxy A41」と「OPPO Reno3 A」の比較はこちらの記事で解説しています。
参考:Galaxy A41・OPPO Reno3 A比較
OPPO Reno3 Aレビュー
OPPO Reno3 Aの特徴からレビューしていきます。
OPPO Reno3 Aの背面デザインは、HUAWEI P30 Proを彷彿とさせますね。
「ホワイト」という名称で販売されていますが、白の比率は全体の20%程度で、ほぼ水色です。笑
ただ、すごく清潔感のある色味でキレイです。
水色から薄紫へのグラデーションも素敵!
カメラ
OPPO Reno3 Aは、リアカメラに4眼カメラ。インカメラにシングルカメラを搭載。
OPPO A5 2020と同じく、4,800万画素の標準カメラ、800万画素の超広角カメラ、200万画素のポートレートカメラ、200万画素のモノクロカメラの4眼構成。
ウルトラナイトモードを搭載し、夜間や室内等の低照度下でもノイズを抑えた高感度撮影を可能に。
インカメラには1,600万画素のカメラを搭載し、セルフィーがより美しく撮れるA.Iビューティーにも対応すると思われます。
希望的観測ではありますが、A5 2020同様に、標準カメラでは、光学式手ブレ補正(OIS)・電子式手ブレ補正(EIS)に対応し、超広角カメラでもハイブリッド手ブレ補正に対応するかもしれません。
ダズルモードと通常モードの比較
OPPOのカメラには、ダズルモードという、よりビビッドな色合いで撮影できるモードが搭載されています。
今回、通常撮影とダズルモードでの撮影による画質・色味の違いを比較しました。
[twenty20 img1=”5350″ img2=”5351″ offset=”0.5″ before=”通常モード” after=”ダズルモード” hover=”true”]AQUOS sense3とのカメラ画質比較は下記記事でご紹介しています。
参考:OPPO Reno3 A・AQUOS sense3比較
ディスプレイ
6.44インチ、解像度2,400×1,080(FHD+)の有機ELディスプレイを採用。
画面内指紋認証センサーも採用。
最近のOnePlusなどと同様に、指紋認証時に画面バックライトが点灯し、認証精度と認証速度が向上しています。
画面内指紋認証の実用度もだいぶ高まってきました!
バッテリー持ち
OPPO Reno3 Aは、4,025mAhの大容量バッテリーを搭載。
バッテリー持ちでかなり高評価を博していた「OPPO A5 2020」からダウンサイジングされていますが、それでも4,000mAh台のバッテリーを搭載するスマホは多くありません。
バッテリー持ちを重視する方には、有力候補の一台であることは間違いありません。
また、電池もちの観点から言うと、5G非対応という点も○。
(5Gでの通信は4G LTEに比べて電力消費量が大きい)
急速充電
急速充電規格「QuickCharge」に対応します。
おそらくですが、USB PDとVOOCには非対応。
UQモバイル公式サイトでは、「QuickCharge対応」という表記ですが、QuickCharge 3.0の可能性が高いです。
OPPOといえば、超急速充電「VOOC」「Super VOOC」という印象なのですが、比較的安い価格帯のモデルには搭載してくれませんね…。
便利機能
OPPO Reno3 Aでは、おサイフケータイに対応!
おサイフケータイ用チップ(Felica)は、本体はメインのカメラ横に配置。
また、防水防塵にも対応しているのが、非常に嬉しいポイント。
キャッシュレス決済が本格的に各所で導入されだした2020年ですから、これからもより一層活躍してくれそうです。
おサイフケータイ対応端末は、PayPayやLINE PayなどのQR決済のみならず、楽天Edy・nanacoモバイル・ID・QUIQPayなどが使えるというのが大きな魅力。
おサイフケータイ対応端末一覧は、下記記事にてまとめております。
参考:UQモバイル端末
OPPO Reno3 A便利機能 | |
---|---|
おサイフケータイ | ○ |
生体認証 | ○ |
防水 | ○ (IPX8) |
防塵 | ○ (IP6X) |
耐衝撃 | × |
ワンセグ・フルセグ | × |
緊急地震速報や津波情報・災害情報等の各種防災情報にも対応。
政府発信のJアラートに加え、国土交通省の洪水情報・国や地方自治体による災害情報など、各種緊急速報にも対応しているので、安心して使えます。
耐衝撃性能は手帳型ケースなどでカバーすれば良いとして、ワンセグ・フルセグには非対応となっています。
「UQモバイル端末」で、ワンセグ・フルセグに対応しているスマホは一台もありませんので、ワンセグ・フルセグ必須な方は、ワンセグ・フルセグ対応端末を中古スマホショップなどで購入し、UQモバイルをSIMのみ契約して使いましょう!
SIMのみ契約であれば、最大20,000円相当(不課税)の「UQモバイルキャンペーン」対象となります!
処理能力
OPPO Reno3 Aのチップセットは「Snapdragon 665」。
Qualcomm社製のミドルレンジスマホ向けSoCを搭載。
この点、OPPO A5 2020から変更がなかったですね…。
「Snapdragon 665」といえば、「Xperia 10Ⅱ」や「moto g8 plus」と同じですが、コスパの点では、「OPPO Reno 3A」がダントツでしょう。
カメラ画質重視なら、「Xperia 10Ⅱ」、価格と性能のバランスで選ぶなら、「OPPO Reno 3A」。
「moto g8 plus」は、「OPPO Reno 3A」を少しコスパ悪くした感じかと思います。
(ただし、OCNモバイルONE契約なら、端末価格が抜群に安いのでコスパよし!)
スペック表
OPPO Reno3 Aのスペックを記載しています。
OPPO Reno3 Aスペック表 | |
---|---|
発売日 | 2020年6月25日 |
カラー | ・ホワイト ・ブラック |
サイズ(mm) | 160.9×74.1×8.2 |
重量 | 175g |
画面サイズ | 6.44インチ |
画面種別 | OLED |
画面解像度 | 2,400×1,080(FHD+) |
OS | Color OS 7.1 Android 10.0ベース |
SoC | Snapdragon 665 |
CPUコア数 | 8コア(オクタコア) |
CPU | Kryo 260 |
GPU | Adreno 610 |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
メインカメラ | クアッドカメラ 広角:800万画素 標準:4,800万画素 白黒:200万画素 ポートレート:200万画素 LEDフラッシュ |
フロントカメラ | 1,600万画素 |
カメラ機能 | 119°超広角撮影 ウルトラナイトモード |
外部メモリ | micro SD(最大256GB) |
バッテリー容量 | 4,025mAh |
連続待受時間 | |
連続通話時間 | |
充電端子 | USB Type-C |
急速充電 | QuickCharge |
無線充電 | 非対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
テザリング | 対応 |
衛星測位 | GPS |
生体認証 | |
防水 | IPX8 |
防塵 | IP6X |
耐衝撃 | × |
おサイフケータイ | 対応 |
ハイレゾ | |
イヤホンジャック | 搭載 |
ワンセグ・フルセグ | × |
SIMサイズ | nano SIM |
SIMスロット | デュアルスロット 1. nano SIM 2. nano SIM or microSD |
DSDS・DSDV | ○ |
VoLTE | ○ |
対応バンド |
ベンチマーク
各種人気ベンチマークアプリでの「OPPO Reno3 A」のベンチマークスコアをまとめてレビューしていきます。
Antutu
スマホ性能を総合的に計測する「Antutu Benchmark」での「OPPO Reno3 A」のベンチマークスコアがこちら。
中国の「Beijing Antutu Technology」製のベンチマークソフト。
ベンチマーク | スコア | |
---|---|---|
総合 | 182,254 | |
CPU | 総合 | 69,876 |
数学演算 | 15,475 | |
共通アルゴリズム | 11,869 | |
マルチコア | 42,532 | |
GPU | 総合 | 33,421 |
Terracotta | 8,472 | |
Coastline | 9,451 | |
Refinery | 15,498 | |
MEM | 総合 | 45,383 |
RAM Acs | 19,801 | |
ROM APP IO | 4,663 | |
ROM Seq Read | 7,534 | |
ROM Seq Write | 2,834 | |
ROM Random Acs | 10,551 | |
UX | 総合 | 33,574 |
データセキュリティ | 5,551 | |
データ処理 | 9,768 | |
画像処理 | 4,461 | |
UXスコア | 13,794 |
Antutu AI Bench
上記AntutuのAI性能に特化したベンチマークソフトでの「OPPO Reno3 A」のベンチマークスコアがこちら。
Antutu AI Bench | スコア | |
---|---|---|
総合 | 88,456 | |
画像分類 | 総合 | 43,954 |
スピード | 21,163 | |
精度 | 22,791 | |
オブジェクト 検出 | 総合 | 44,502 |
スピード | 23,152 | |
精度 | 21,350 |
Geekbench 5
CPU性能を中心に測定する「GeekBench 5」での「OPPO Reno3 A」のベンチマークスコアがこちら。
カナダのPrimate Labs製のベンチマークスコアでCPUの処理能力の測定に特化。
「Geekbench 4」から「Geekbench 5」への移行に伴い、スコアの算出基準が大幅に変更されており、「Geekbench 4」と「Geekbench 5」のスコア比較は全く役に立ちません。
スコア比較される際には、Geekbenchのバージョンにご注意ください。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Single Core Score | 309 |
Multi Core Score | 1,313 |
OpenCL | 367 |
Vulkan | 測定不能 |
3D Mark
グラフィック性能を測る「3DMark」での「OPPO Reno3 A」のベンチマークスコアがこちら。
フィンランドの「Futuremark」社製のベンチマークソフト。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Sling Shot | 1,716 |
Sling Shot Extreme Open GL ES3.1 | 1,114 |
Sling Shot Extreme Vulkan | 1,105 |
API OVERHEAD OpenGL ES3.0 | 200,486 |
API OVERHEAD Vulkan | 201,880 |
PCMark
スマホ性能を総合的に計測する「PC Mark」での「OPPO Reno3 A」のベンチマークスコアがこちら。
開発元は、「3DMark」と同じフィンランドのFuturemark。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Work 2.0 Performance | 6,219 |
Work 2.0 Battery life | 9h45m |
Computer Vision | 3,232 |
Storage | 10,497 |
Work Performance | 7,555 |
Work Battery life | 11h2m |
OPPO Reno3 A 価格比較
「OPPO Reno3 A」を取り扱っているMVNOと販売価格をまとめました。
OPPO Reno3 A価格比較 | |
---|---|
販売元 | 価格 |
Amazon | 38,500円 |
UQモバイル | 15,840円 |
OCNモバイルONE | 14,630円 |
エキサイトモバイル | 36,278円 |
IIJmio | 34,980円 |
Linksmate | 38,500円 |
イオンモバイル | 39,380円 |
QTモバイル | 39,600円 |
BIGLOBEモバイル | 39,600円 |
楽天モバイル | 39,800円 |
LINEモバイル | 26,400円 |
Y!mobile | 27,360円 |
UQモバイルとOCNモバイルONEがずば抜けて安いですね。
この価格なら、十分に満足できるコスパの良さ!
OPPO Reno3 A 2年総額
OPPO Reno3 A契約時 2年総額比較 | |
---|---|
販売元 | 価格 |
OCNモバイルONE | 57,435円 |
UQモバイル | 93,280円 |
QTモバイル au回線 | 80,377円 |
QTモバイル docomo回線 | 80,499円 |
エキサイトモバイル | 81,723円 |
IIJmio | |
イオンモバイル | 84,392円 |
Linksmate | 85,008円 |
BIGLOBEモバイル | 85,573円 |
QTモバイル Softbank回線 | 87,095円 |
Y!mobile |
「スマホプランS」で契約の場合、2年総額7万円ちょっと。
「スマホプランR」で契約の場合、2年総額9万円台。
いずれにしても、端末代金込みに加えて、キャリア並に速い通信速度を考えると、UQモバイルのコスパは異常ですね…。
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