今回は、nova3レビュー!UQモバイルでも販売されてきたHUAWEI製SIMフリースマホ「nova 2」の後継モデル「nova 3」が大幅進化して登場!
P20 liteを上回る高コスパ端末とも言えそうなスペックと価格バランスの良さです。
2018年11月に「au VoLTE」「docomo VoLTE」対応のアップデートが配信となり、「nova 3」でもUQモバイル等のau系格安SIMでも利用可能に!
UQモバイルだとHuawei端末のマンスリー割の割引率の低さが難点。
とは言え、他社比では安いんですけど、108円スマホが魅力的すぎて…。笑
ちなみに、UQモバイル契約時には、最大10,000円の「UQモバイルキャンペーン」の適用をお忘れなく!
nova 3レビュー
Huaweiが日本で展開する格安スマホは主に、「novaシリーズ」「Pシリーズ」「Mateシリーズ」の3シリーズとなっています。
3シリーズの中でも若者や女性をメインターゲットにしているのが、この「novaシリーズ」でインカメラでのセルフィー機能にも力を入れています。
「HTC U12+」同様に、デュアルインカメラ・デュアルアウトカメラで計4つのカメラを搭載。
価格帯も、P20やMate 10 Proよりも手の届きやすい価格帯となっています。
docomo VoLTE / au VoLTE対応!
まず、2018年11月中旬より、「nova 3」向けに順次アップデートが配信されており、「nova 3」がdocomo VoLTE / au VoLTE対応となりました!
これで、au系格安SIM・docomo系格安SIMともに、「nova 3」で利用可能となります!
Mate 10 Pro・P20も同時期にアップデートし、au/docomo VoLTE対応になっており、「GPUターボ」も同時アップデート。
(nova 3は発売時よりGPU Turbo実装済み)
nova 3 価格比較
Huawei nova3 は現時点で6MVNOでの取扱が決まっています。
各MVNOでの販売価格をまとめました。
2018年11月15日より、「au VoLTE対応」「docomo VoLTE対応」となるソフトウェアアップデートが配布されましたので、au系格安SIM・docomo系格安SIMにおいても、VoLTE通話が可能となりました。
MVNO | 一括価格 | 分割価格 |
---|---|---|
OCNモバイルONE (音声通話SIM) | 29,808円 | 一括のみ |
OCNモバイルONE (データ専用SIM) | 46,224円 | 一括のみ |
NifMo | 52,800円 | 2,201円 |
mineo | 53,784円 | 2,241円 |
IIJmio | 53,784円 | 2,246円 |
楽天モバイル | 53,870円 | 2,244円 |
DMMモバイル | 59,184円 | 2,912円 |
イオンモバイル | 59,184円 | 2,466円 |
BIGLOBE(docomo) | 分割のみ | 853円 |
BIGLOBE(au) | 分割のみ | 691円 |
nova 3スペック
nova 3では、「P20 Pro」「Mate 10 Pro」といったハイエンドモデルと同じSoC「Kirin970」を採用したことにより、処理能力が抜群に上がっています。
前作「nova 2」に搭載されていた「Kirin 659」比で映像処理能力や演算性能が70%以上改善し、ハードウェア性能としては、かなり大幅にアップグレードしています。
4GBメモリを搭載し、普段遣いには贅沢なスペック。
AIによる自動シーン識別に対応した二眼カメラを前後両面に採用。
HUAWEI nova3スペック表 | |
---|---|
カラー | ・ブラック ・アイリスパープル ・レッド(goo限定) |
サイズ(mm) | 約157×73.7×7.3 |
重量 | 166g |
画面サイズ | 約6.3インチ |
画面種別 | TFT液晶 |
画面解像度 | FHD+(2,340×1,080) |
OS | Android 8.1 / EUMI 8.2 |
CPU | Kirin 970 |
CPUコア数 | オクタコア(8コア) |
RAM | 4GB |
ROM | 128GB |
メインカメラ | 約1600万画素(F値1.8) カラーセンサー約2400万画素(F値1.8) モノクロセンサー 像面位相差AF コントラストAF 22シーン自動識別AI撮影 HDR Pro |
フロントカメラ | 約2400万画素 + 約200万画素 8シーン自動識別AIセルフィー |
メインカメラ(動画) | |
フロントカメラ(動画) | |
外部メモリ | microSD(最大256 GB) |
バッテリー容量 | 3,750mAh |
急速充電 | 9V/2A |
充電端子 | USB Type-C |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver 4.2 with BLE (aptX, aptX HD, HWA対応) |
テザリング | 対応 |
衛星測位 | GPS / AGPS / Glonass |
生体認証 | 顔認証・指紋認証 |
防水 | 非対応 |
防塵 | 非対応 |
耐衝撃 | 非対応 |
おサイフケータイ | 非対応 |
ハイレゾ | 非対応 |
ワンセグ・フルセグ | 非対応 |
SIMサイズ | nano SIM ×2(DSDV対応) |
対応バンド | FDD LTE: B1/2/3/4/5/7/8/ 12/17/18/19/26/28 TDD LTE: B38/40/41 WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19 GSM: 850/900/1800/1900 |
nova 3 ベンチマークスコア
人気の各種ベンチマークアプリでnova3のスコアを測定してみました。
今回使用したベンチマークソフトは「Antutu」「Geekbench 4 Pro」「3DMark」「PCMark」の4つ。
Antutuスコア
nova3のAntutuのベンチマークスコアがこちら。
スコア | |
---|---|
総合 | 203,987 |
CPU | 70,131 |
GPU | 75,188 |
UX | 45,302 |
MEM | 13,366 |
Geekbench4 スコア
nova3のGeekbench4のベンチマークスコアがこちら。
スコア | |
---|---|
Single Core Score | 1,871 |
Multi Core Score | 6,541 |
OpenCL Score | 13,821 |
RenderScript | 10,061 |
Battery Score | 2,961 |
CPU性能としては、Samusung 「Galaxy S8」「Galaxy Note8」やGoogle「Pixel 2」同等の処理能力と言えそうです。
3DMarkスコア
nova3の3DMarkのベンチマークスコアがこちら。
スコア | |
---|---|
Sling Shot Extreme OpenGL ES 3.1 | 2,945 |
Sling Shot Extreme Vulkan | 3,166 |
Sling Shot | 3,324 |
Ice Storm Extreme | MAX |
Ice Storm | 30,774 |
API Overhead OpenGL ES 3.0 | 63,000 |
API Overhead Vulkan | 132,740 |
PCMarkスコア
nova3のPCMarkのベンチマークスコアがこちら。
スコア | |
---|---|
Work 2.0 Performance | 7,563 |
Work 2.0 Battery life | 8h37m |
Work Performance | 9,424 |
Work Battery life | 9h46m |
Storage | 13,895 |
Computer Vision | 5,063 |
nova 3のコスパはいかがなものか
Huaweiシリーズで「nova 3」と同じCPU「Kirin 970」を搭載した端末には、「P20 Pro」「Mate 10 Pro」があります。
まずは、これらの実売価格を比較してみましょう。
「nova 3」が4GBメモリ、「P20 Pro」「Mate 10 Pro」が6GBメモリという差こそありますが、このスペックで5万円ということであれば、コスパは良い!
UQモバイル端末には、108円の「P20 lite」や540円の「R17 neo」などは価格面では圧倒的に魅力です。
「P20 Pro」はLeicaレンズ搭載・防水・防塵対応・おサイフケータイ対応という実用機能満載ですので、予算が許すのであれば、「P20 Pro」もコスパは抜群に良いでしょう。
ただし、前回の記事でご紹介したとおり、au系MVNOでは実質使えませんので、ご注意ください。
現状、「Mate 10 Pro」は圧倒的にコスパが悪いです。8万円出して買う価値は無いでしょう。
次期「Mate 20 Pro」が間もなく発表となりますので、こちらに期待したいところですね。
au系MVNOで使える?対応バンドとau VoLTE
「nova 3」はau系MVNOで使えるのか?ということを検証していきます。
「nova 3」はソフトウェアアップデートで「au VoLTE」に対応予定です。
当記事執筆時点では、まだソフトウェアアップデートが入っていませんので、au系MVNO利用予定の方は、ソフトウェアアップデート以降に利用しましょう!
まず、auで使用している7つのBandとnova 3の対応可否をまとめました。
対応バンドと各バンドの必要度は下記の記事を参考にしてみてください。
参考:au各バンドの必要度
au 4G/ LTEバンド | nova 3 | 備考 |
---|---|---|
1 | 対応 | 2.1GHz |
11 | 非対応 | 1.5GHz |
18 | 対応 | 800MHz |
26 | 対応 | 800MHz バンド18を内包 |
28 | 対応 | 700MHz |
41 | 対応 | 2.5GHz |
42 | 非対応 | 3.5GHz |
au系MVNOを使うにあたって、絶対に外せないのが、Band 1と18 or 26です。
Band 26はBand 18を含むので、どちらかが対応していればOK。
上記の3Bandで全国の人口カバー率99%超をカバーしているので、上記3Bandがau系MVNO利用時に必須の対応バンドとなります。
その他の周波数帯に関しては、CA等でより高速な実効速度や安定した通信に繋がりますので、対応してれば良いけど、必須ではないという感じですね。
HUAWEI nova 3 に関して言うと、上記3Bandをしっかり抑えているので、UQモバイルやIIJmio/mineo/BIGLOBEモバイル/Fiimo/QTモバイル等のau系MVNOでもしっかり利用できます。
nova 3 開封レビュー
「nova 3」実機を注文済みですので、到着次第、開封レビューを追記していきます!
追記:OCNモバイルONE(goo SIM Seller)で注文していた、HUAWEI nova 3 アイリスパープルが到着しましたので、実機レビューしていきます!
nova 3のパッケージは、いつもおなじみのホワイトを基調としたデザイン。
今回のHUAWEI nova3 のモデルナンバーはPAR-LX9。
RAM 4GB、ROM128GB
日本正規版の為、背面には、日本語の注意書き。
それでは、nova3いざ開封!
nova3付属品レビュー
付属品もいつもどおり、必要最小限。
・nova3本体
・HUAWEI QUICK CHARGER(急速充電器)
・USB Type-Cケーブル
・イヤホン
・SIMイジェクトピン
・クリアカバー
・nova3クイックスタートガイド
左から、純正急速充電器、USB Cケーブル、イヤホンマイク。
最大18Wの急速充電器。
P20 Pro・iPhone XS・iPhone XR・HTC U12+など、昨今のハイエンドモデルは積極的にイヤホンジャックを廃止していますが、nova3ではまだイヤホンジャック搭載!
HUAWEIおなじみのクリアカバーが付属。
純正クリアカバー
THEシンプル、なクリアカバー。
柔らかい素材です。
nova3純正クリアカバーの装着イメージ。
本体下部のカットは適度。
マイク部分もきっちり穴あけ加工されてます。
本体背面のカットも、大きすぎず小さすぎずで、結構丁度よい感じですね。
指紋認証時も全然邪魔になりません。
ただし、装着時、画面周囲の張り出しが全然ないので、画面側から落下させた場合の液晶保護性能は皆無と言えそうです。
nova3本体レビュー
こちらが、nova3 アイリスパープルの背面カラー。
注文前は、ドギツそうな色味してるなー。なんて思ってたのですが、実機を手にすると、そこまでの派手さは感じません。
まぁ、派手なんですが。
そして、先代honorから受け継いでいる?多重層コーティングによる複雑な光の反射がなんとも美しい。
角度を変えてもう一枚。
SIMトレーがこちら。
DSDV対応のデュアルSIMトレー。
SIMスロット2はmicro SDとの共用です。
nova3 本体左側面に、SIMトレーを配置。
nova3 本体下部には、イヤホンジャックとUSB Type-Cソケットを配置。
その右側には、マイクとスピーカー。
nova3 本体右側面には、Androidで定番の電源ボタンと音量調節ボタン。
本体上側面には、サブマイク。
深度測定用のサブカメラを搭載した、HUAWEIモデルとしては初?のデュアルインカメラ。
電源ボタン部分には、滑り止め加工が施されています。
本体背面パネルの側面はラウンドエッジ加工により、手に馴染みやすい。
ということで、かんたんなnova3実機レビューでした。
nova3 初期設定の流れ
これは、Androidおなじみの流れですので、過去、Androidを利用していた方は読まないで大丈夫です!
まずは、言語設定から!
HUAWEI利用規約への同意。
Wi-Fi設定。
Googleアカウントの設定。
Gmailをご利用の方であれば、Gmailアカウント=Googleアカウントとなりますので、GmailのID/PWでログインしましょう!
お持ちでない方は、「アカウント作成」をタップしましょう!
Googleサービスの利用設定。
Googleアシスタントの設定。
「Okay Google」と話しかけて起動する、iPhoneでいう「Siri」のようなアシスタントの設定です。
自分の声でのみ反応するように設定できるのが、「Voice Match」
3回、「Ok Google」と言って、自分の声を認識させます。
Voice Match登録完了。
HUAWEI IDの設定。
端末保護設定。
まずは、指紋認証の設定から始めます。
指紋IDの解説
PINコードの設定。
数字6桁で設定します。
指紋の登録。
指紋登録完了
つづいて、顔認証の登録の為に、先程設定したパスコードを入力します。
顔情報の登録。
ガイドに従って、顔をぐるぐると回して、顔情報を登録していきましょう。
EMUI拡張サービスの設定。
これはお好みで!
データのインポート設定。
「Android端末」「iPhone または iPad」を選択すると、HUAWEIの独自アプリ「Phone Clone」でのデータ移行に進みます。
「Googleクラウドバックアップ」は、過去にAndroid端末を利用していた方向けになります。
「すべて設定」をタップすると、nova3の初期セットアップが完了です!
nova3 ホーム画面起動!
HUAWEIの直近のモデルで言うと、P20 Proが有機EL搭載。
そして、このnova3は従来のTFT液晶モデルなのですが、発色が良い!
ロック解除をかんたんに
「設定」→「顔認証」の設定画面で、「ダイレクトロック解除」を選択すると、顔認証後、そのままホーム画面が表示されるので、楽です。
デフォルト設定では、「スライドしてロックを解除」が選択されているので、「顔認証」→「手動でスライド」というステップを踏む必要があります。
nova3は、DSDV対応!
nova 3 プリセットAPN
HUAWEI nova 3 にプリセットされているAPNが下記となります。
docomo系
・イオンモバイル(i-aeonmobile.com)
・イオンモバイル(n-aeonmobile.com)
・ANDmarket mobile
・ASAHI NET
・BIGLOBE LTE・3G
・BIGLOBEモバイル
・DMMモバイル(dmm.com)
・DMMモバイル(vmobile.jp)
・IIJmio
・LIBMO
・LINEモバイル
・OCNモバイルONE
・So-net
・U-mobile
・U-mobile PREMIUM
・hi-ho
・mineo
・mopera U
・NifMo
・エキサイトモバイル
・ヤマダニューモバイル
・楽天モバイル(rmobile.jp)
・楽天モバイル(rmobile.co)
au系
・イオンモバイル
・BIGLOBEモバイル
・IIJmio
・UQモバイル
・mineo
Softbank系
・Softbank 4G シンプルスタイル
・Y!mobile
nova 3:実売5万円程度
P20 Pro:実売7万円程度
Mate 10 Pro:実売8.5万円程度