ZenFone Live L1レビュー!「ZenFone MAX Pro」「ZenFone Max Pro M2」「ZenFone Max M2」などでおなじみ、台湾メーカーASUSの最新エントリーモデル「ZenFone Live L1」の特徴からスペック・ベンチマーク・2年総額・実質負担額まで、ZenFone Live L1を徹底的にレビューしていきます。
16,800円とかなり手の届きやすい価格帯で、キッズスマホやシニアスマホとしての利用が想定されます。
また、処理能力やカメラ性能など端末スペックを必要としない方には、なかなかコスパの良いモデルと言えそうです。
ASUS ZenFone Live L1レビュー
ASUSといえば、格安スマホや格安SIMが流行しだした当初に、大ヒットシリーズ「ZenFone」シリーズを発売していたことで有名なメーカー。「ZenFone 3」あたりから爆発的に知名度が高まったのではないでしょうか。
ASUSは元々、パソコンのマザーボードなどで世界シェアトップクラスのメーカーで、最近では、ゲーミングPCやゲーミングスマホ「ROG Phone」など、ゲームに特化した高性能モデルでも人気を高めています。
それでは、ASUS ZenFone Live L1のスペックからレビューしていきます!
ZenFone Live L1 スペック表
ZenFone Live L1のスペック表がこちらになります。
ASUS ZenFone Live L1スペック | |
---|---|
カラー | ・ミッドナイトブラック ・スペースブルー ・シマーゴールド ・ローズピンク |
サイズ(mm) | 147.2×71.7×8.1 |
重量 | 140g |
画面サイズ | 5.5インチ |
画面種別 | TFT IPS液晶 |
画面解像度 | HD+(1,440×720) |
OS | Android 8.0 |
CPU | Snapdragon 430 |
CPUコア数 | 8コア(オクタコア) |
GPU | Adreno 308 |
RAM | 2GB |
ROM | 32GB |
メインカメラ | 1,300万画素 |
フロントカメラ | 500万画素 |
外部メモリ | micro SDカード |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
連続待受時間 | |
連続通話時間 | |
充電端子 | micro USB |
急速充電 | 非対応 |
無線充電 | 非対応 |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth V4.0 |
テザリング | 対応 |
衛星測位 | GPS, A-GPS, GLONASS |
生体認証 | 顔認証 |
防水 | 非対応 |
防塵 | 非対応 |
耐衝撃 | 非対応 |
おサイフケータイ | 非対応 |
ハイレゾ | 非対応 |
イヤホンジャック | 搭載 |
ワンセグ・フルセグ | 非対応 |
SIMサイズ | トリプルスロット ・nano SIM×2 ・micro SD×1 |
DSDS・DSDV | DSDS対応 |
対応バンド | GSM: 850/900/1,800/1,900MHz W-CDMA: B1/5/6/8/19 FDD-LTE: B1/3/5/7/8/18/ 19/26/28 TD-LTE: B38/41 CA非対応 |
SoCには「Snapdragon 430」を採用し、処理能力はかなり控えめのエントリーモデルとなっています。
またメモリ容量も2GBと少ないので、マルチタスク時には、動作が重くなることが想定されますし、CPUの処理能力的にも、グラフィック処理の重いゲームなどは対象外となります。この辺はエントリーモデルとして割り切りましょう!
「キッズモード」「簡単モード」を搭載しており、キッズスマホやシニアスマホ向けのエントリースペックとなっています。
スペック総評
「ZenFone Live L1」のスペック詳細を項目別にレビューしていきます。
5GHz帯のWi-Fiは非対応
最近のスマホとしては珍しく、5GHz帯のWi-Fi規格に対応していません。
2.4GHz帯のWi-Fiにしか対応していないので、電子レンジ等の家電製品やBluetoothによる電波干渉を受けやすいです。
防水・防塵は非対応
エントリーモデルということもあり、防水・防塵は非対応となっている点にも注意が必要です。
端末自体の価格がかなり安いので、その点では仕方ないなという感じですね。
指紋認証センサーは非搭載
最近のスマホでは当たり前のように搭載されている「指紋認証センサー」ですが、「ZenFone Live L1」には指紋認証センサーが搭載されていませんので、指紋認証によるロック解除には非対応となっています。
ただし、顔認証には対応しています。
5.5インチの大型TFT液晶ディスプレイ
ZenFone Live L1は、5.5インチのTFT IPS液晶を採用し、広視野角の大画面ディスプレイを搭載しています。
昨今ミッドレンジモデルより上級機で主流となってきている、画質・発色性・解像感に優れた有機ELディスプレイではありません。
もし、ディスプレイの画質にこだわりのある方であれば、OPPO「R17 neo」が実質負担額2万円台という低価格でありながら、有機ELディスプレイを搭載しており、コスパの良さはかなりのものがあります。
3,000mAhの大容量バッテリー
3,000mAhのバッテリーを搭載しており、比較的一般的な容量のバッテリーといえます。
また、「USB PD」や「Quick Charge」といった急速充電は非対応、「Qi」の無線充電にも非対応となっています。
DSDS・DSDV対応!
ZenFone Live L1は、DSDS・DSDV対応となっています。
UQモバイル専売のコスパ最強モデル「R17 neo」と同様にZenFone Live L1でもトリプルスロットを採用。
デュアルnano SIMスロット+micro SDカードスロットとなっているので、DSDS/DSDVを利用しながら、micro SDカードを併用することができるのも「ZenFone Live L1」の魅力の一つです。
ただ、ターゲットが子供やシニアがメインなので、DSDVの需要はあまりなさそうです。
おサイフケータイ非対応(felica非搭載)
日本国内ユーザーに人気のおサイフケータイですが、ZenFone Live L1ではFelica非搭載の為、楽天Edyやnanacoモバイル・モバイルSuicaといった電子マネー決済には対応していません。
実質負担額が安く、おサイフケータイに対応している端末といえば、「AQUOS sense 2」がオススメです。
ZenFone Live L1のコスパはどうなの?
ZenFone Live L1の実売価格は税込みで18,000円前後。
MVNO取扱端末の中で近い価格帯というと「ZenFone MAX(M1)」「R17 neo」「AX7」「AQUOS sense 2」「P20 lite」などでしょうか。
スマホとしての総合力のバランス(処理能力やカメラ・ディスプレイ性能など)を考えて、コスパの良し悪しを判断するのであれば、OPPOの「R17 neo」がオススメです。
最大10,000円の「UQモバイルキャンペーン」を加味すると、R17 neoの実質負担額は0円になるので、ZenFone Live L1の実売価格18,000円よりも断然安くなります。
R17 neoは端末価格が540円、プランSでも8,000円のau Pay 残高還元が付きますので、端末代金は実質無料です。
UQモバイル端末には、R17 neoのように、強力なマンスリー割のおかげで540円で購入できる通称「0円スマホ」も豊富ですので、SIMのみ契約は圧倒的に損です。
R17 neoよりも上の処理能力を求める方には、「nova 3」がオススメです。
おサイフケータイや防水・防塵が必須な方には、「AQUOS sense 2」がオススメです。
参考:R17 neo レビュー
参考:nova 3 レビュー
参考:AQUOS sense 2 レビュー
ZenFone Live L1開封レビュー
ビックカメラでZenFone Live L1を購入してきましたので、ZenFone Live L1の開封レビューをお届けしていきます!
子供(キッズスマホ)や高齢者(シニアスマホ)等のライトユーザー向けスマホということもありパッケージがポップなデザイン。
早速開封していきます!
ZenFone Live L1同梱品の一覧がこちら。
ZenFone Live L1付属品
ZenFone Live L1付属品の一覧
ZenFone Live L1付属の純正イヤホンマイクはごくごく普通のものでかなり安い感じのものですね。
ZenFone Live L1はイヤホンジャックを搭載していますので、昨今流行のUSB Type-Cタイプのイヤホンマイクではありません。
ZenFone Live L1純正充電器とUSBケーブル。
USB Type-Cではなく、micro USBが採用されています。
ZenFone Live L1の純正充電器は5.2V1Aの5.2Wタイプ。
低速充電器ですので、実用性は低いですね。
ZenFone Live L1付属書類
ZenFone Live L1の付属書類がこちら。
ASUSカスタマーサポートの電話番号。
ASUSコールセンター:
0800-123-2787(固定電話から)
0570-783-886(携帯電話・PHSから)
ZenFone Live L1の初期不良と故障修理依頼について。
ZenFone Live L1の保証書
ZenFone Live L1取扱説明書
ZenFone Live L1の説明書(ユーザーマニュアル)
表面はZenFone Live L1本体の解説と基本的な使い方。
裏面には、よくある注意事項。
ZenFone Live L1本体レビュー
続いて、ZenFone Live L1の本体をレビューしていきます!
インカメラはシングルカメラ構成。
ソケットはmicro USBを採用。
本体底部にはマイクとスピーカーを配置。
ZenFone Live L1本体右側面には電源ボタンとボリュームボタン。
本体上部にはイヤホンジャック。
ZenFone Live L1本体左側面には、SIMトレーを配置。
SIMトレーの取り外しには、付属のSIMピンを利用しましょう!
本体背面には、メインカメラとLEDフラッシュのみ。
ZenFone Live L1には、指紋認証センサーは搭載されていません。
ZenFone Live L1用強化ガラス保護フィルム
今回、ZenFone Live L1の購入に合わせて、AmazonにてZenFone Live L1専用の強化ガラスフィルムを購入しました。
購入時価格799円
付属品は定番のウェットシート・ドライシート・ホコリ取りシール・クロス。
docomo・au・Softbank系MVNOで使える?対応バンドとVoLTE
docomo系格安SIM・au系格安SIM・Softbank系格安SIMでの利用可否をまとめました。
「ZenFone Live L1」を購入して、docomo系格安SIMやSoftbank系格安SIMで使うのもアリですね!
au系格安SIMの利用可否
「ZenFone Live L1」は、UQモバイル/mineo/IIJmio/BIGLOBEモバイル等のau系MVNOではもちろん使えます!
au VoLTEにも対応。
参考:auバンド
au 4G/ LTEバンド | ZenFone Live L1 | 備考 |
---|---|---|
1 | 対応 | 2.1GHz |
11 | 非対応 | 1.5GHz |
18 | 対応 | 800MHz |
26 | 対応 | 800MHz バンド18を内包 |
28 | 対応 | 700MHz |
41 | 対応 | 2.5GHz |
42 | 非対応 | 3.5GHz |
「ZenFone Live L1」は、auで使用するバンドの中でも絶対必須のバンド1と26を抑えており、必要性がほとんどないバンド11・42には非対応ですが、問題ありません。
docomo系格安SIMの利用可否
docomo系MVNOで必須となるバンドは抑えている為、楽天モバイルやmineo・IIJmio・OCNモバイルONEなどでも利用可能です。
Softbank系格安SIMの利用可否
Softbank系MVNOで必須となるバンドは抑えている為、LINEモバイルやmineo・U-mobile・nuroモバイルなども利用可能です。
海外での利用について
「ASUS ZenFone Live L1」はSIMロックが掛かっていないSIMフリーモデルとなっていますので、海外の現地SIM利用でも安心です。
ZenFone Live L1 ベンチマーク
各種人気ベンチマークアプリでのASUS ZenFone Live L1のベンチマークスコアをまとめてレビューしていきます!
Antutu
スマホ性能を総合的に計測する「Antutu Benchmark」での「ZenFone Live L1」のベンチマークスコアがこちら。
中国の「Beijing Antutu Technology」製のベンチマークソフト。
ベンチマーク | スコア | |
---|---|---|
総合 | 58,006 | |
CPU | 総合 | 27,102 |
演算処理 | 4,152 | |
一般使用 | 4,783 | |
マルチコア | 18,167 | |
GPU | 総合 | 9,092 |
3D Marooned | 1,861 | |
3D Coastline | 2,896 | |
3D Refinery | 4,335 | |
UX | 総合 | 17,191 |
データセキュリティ | 3,026 | |
データ処理 | 3,495 | |
画像処理 | 2,125 | |
UXスコア | 8,545 | |
MEM | 総合 | 4,621 |
RAM | 2,025 | |
ROM | 2,596 |
Geekbench 4 Pro
CPU性能を中心に測定する「GeekBench 4 Pro」での「ZenFone Live L1」のベンチマークスコアがこちら。
カナダのPrimate Labs製のベンチマークスコアでCPUの処理能力の測定に特化。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Single Core Score | 674 |
Multi Core Score | 2,464 |
OpenCL | 1,345 |
RenderScript | 2,449 |
3D Mark
グラフィック性能を測る「3DMark」での「ZenFone Live L1」のベンチマークスコアがこちら。
フィンランドの「Futuremark」社製のベンチマークソフト。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Ice Storm | 9,535 |
Ice Storm Extreme | 5,793 |
Sling Shot | 596 |
Sling Shot Extreme Open GL ES3.1 | 306 |
Sling Shot Extreme Vulkan | 296 |
API OVERHEAD OpenGL ES3.0 | 42,711 |
API OVERHEAD Vulkan | 10,022 |
PCMark
スマホ性能を総合的に計測する「PC Mark」での「ZenFone Live L1」のベンチマークスコアがこちら。
開発元は、「3DMark」と同じフィンランドのFuturemark。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Work 2.0 Performance | 3,845 |
Work 2.0 Battery life | 7h50m |
Computer Vision | 1,783 |
Storage | 2,845 |
Work Performance | 5,020 |
Work Battery life | 9h36m |
ZenFone Live L1価格比較
人気のMVNOでZenFone Live L1を利用した場合の2年総額をまとめました。
ZenFone Live L1実質負担額
「ZenFone Live L1」は各MVNOに加え、Amazonでも販売されます。
それぞれ端末の実売価格をまとめました。
販売店 | ZenFone Live L1 販売価格 (税込み) |
---|---|
IIJmio | 32,400円 |
Amazon | 17,968円 |
ビックカメラ | 18,133円 |
現時点で取扱が発表されているのは、IIJmioのみとなっています。
ZenFone Live L1の2年総額
IIJmioのみ、「ZenFone Live L1」をセット購入して運用した場合の2年総額、他社ではAmazonでZenFone Live L1を購入し、SIMのみ契約をした場合の2年総額を計算しています。
MVNO | プラン | 2年総額 |
---|---|---|
楽天モバイル (docomo回線) | 3.1GBプラン | 88,639円 |
楽天モバイル (au回線) | 3.1GBプラン | 88,652円 |
IIJmio (docomo回線) | 3GBプラン | 98,627円 |
IIJmio (au回線) | 3GBプラン | 98,640円 |
mineo (docomo回線) | 3GBプラン | 99,088円 |
mineo (au回線) | 3GBプラン | 99,635円 |
mineo (Softbank回線) | 3GBプラン | 108,155円 |
UQモバイル | プランS | 88,408円 |
BIGLOBEモバイル (docomo回線) | 3GBプラン | 98,627円 |
BIGLOBEモバイル (au回線) | 3GBプラン | 98,627円 |
LINモバイル (docomo回線) | 3GBプラン | 102,262円 |
LINEモバイル (Softbank回線) | 3GBプラン | 102,262円 |
OCNモバイルONE | 3GBプラン | 104,329円 |
NifMo | 3GBプラン | 98,201円 |
DMMモバイル | 3GBプラン | 96,553円 |
イオンモバイル (docomo回線) | 4GBプラン | 98,201円 |
イオンモバイル (au回線) | 4GBプラン | 98,201円 |
3GB+5分 or 10分かけ放題のプランで算出
初期費用+月額料金24ヶ月分+端末代金-各種割引