UQモバイルより2022年7月8日に発売となった、SONY製ミッドレンジスマホ「Xperia 10 IV」のスペック・コスパ考察をしていきたいと思います!
同時期発売の「Xperia Ace III」は、「AQUOS wish」を意識したスペックでしたが、Xperia 10 IVも明らかにSHARP「AQUOS sense6s」を意識したスペック。
SONYとしては、国産格安スマホで圧倒的なシェアを誇るSHARPの牙城を切り崩したいという意図がありそうです。
- Xperia 10 IVのスペック・価格・コスパ
- AQUOS sense6sとの比較
- スペック的な適正価格は3~4万円程度
- 価格帯別オススメスマホ
【価格比較】最安値はいくら?
下記表内のリンクは、各販売元の公式サイトにリンクしています。
最新価格は、リンク先よりご確認ください。
販売 | 端末価格 |
---|---|
UQモバイル | 新規:販売終了 MNP:販売終了 機種変更:販売終了 |
IIJmio | 新規:54,800円 MNP:39,800円 |
楽天モバイル | 59,800円 |
docomo | 64,152円 |
au | 69,985円 |
Softbank | 74,880円 |
現状、Xperia 10 IVは、3キャリア+UQモバイルでの販売が発表されていますが、UQモバイルの販売価格が最安値となることは間違いありません。
Xperia 10 IV / AQUOS sense6s 比較
- メモリ・ストレージはXperia 10 IVが上
- バッテリー容量はXperia 10 IVの方が上
(5,000mAh vs 4,570mAh) - ただ、電池持ちで選ぶならAQUOS sense6s
- カメラスペックはXperia 10 IV が上
(光学式手ぶれ補正搭載) - 持ち安さは、Xperia 10 IVが上
価格差は約30,000円ほどとなっています。(Xperia 10 IVの方が高い)
スペックはXperia 10 IVの上ですが、メモリ・ストレージ容量を除いて考えると、この価格差をXperiaブランドに払うかどうかという感じになるかと思います。
コスパで言うと、断然AQUOS sense6sに軍配が上がります。
【スペック比較表】Xperia 10 IV / AQUOS sense6s
Xperia 10 IVのスペックを表にまとめました。
右側に対比させる形で、「AQUOS sense6s」のスペックを掲載しています。
スペック 比較表 | Xperia 10 IV | AQUOS sense6s |
---|---|---|
価格 (新規) | 販売終了 | 販売終了 |
価格(MNP) | 販売終了 | 販売終了 |
発売日 | 2022年7月8日 | 2022年4月28日 |
本体色 | ブラック ホワイト ミント ラベンダー | ライトカッパー シルバー ブラック |
サイズ | 67×153×8.3 | 70×152×7.9 |
重量 | 161g | 156g |
画面 サイズ | 6.0インチ | 6.1インチ |
画面種別 | 有機EL | 有機EL |
SoC | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 695 5G |
メモリ | 6GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 64GB |
おサイフ ケータイ | ○ | ○ |
防水 | IPX5/IPX8 | IPX5/IPX8 |
防塵 | IP6X | IP6X |
SIM サイズ | nano SIM | nano SIM |
eSIM | ○ | ○ |
バッテリー 容量 | 5,000mAh | 4,570mAh |
生体認証 | 指紋 | 顔/指紋 |
連続通話 時間 | 約2,910分 | 約3,730分 |
連続待受 時間 | 約830時間 | 約940時間 |
Xperiaシリーズといえば、指紋認証センサー内蔵の電源ボタンを搭載し、顔認証には非対応というのがスタンダードです。
筆者は長い間Xperiaシリーズを愛用していますが、顔認証非対応で不便さを感じたことはありません。
カメラ性能
続いて、Xperia 10 IVとAQUOS sense6sのカメラ性能を比較していきましょう!
カメラ構成の違い
「Xperia 10 IV」「AQUOS sense6s」ともに、リアカメラ・インカメラともにトリプルカメラ構成。
超広角(120°前後)+広角(80°前後)+望遠(45°前後)という構成です。
カメラ構成比較 | ||
---|---|---|
項目 | Xperia 10 IV | AQUOS sense6s |
超広角 | ○ | ○ |
広角 | ○ | ○ |
望遠 | ○ | ○ |
マクロ | – | – |
カメラスペック詳細(画素数・F値・センサーサイズ・画角)
それぞれの搭載カメラのスペック詳細を比較していきましょう。
両機ともに、カメラスペックは同等です。
エントリモデルの為、どちらもシングルカメラ構成となっています。
あまりカメラ性能を求めない方向けですね。
カメラ 比較 | Xperia 10 IV | AQUOS sense6s | |
---|---|---|---|
超 広 角 | 画素数 | 800万画素 | 800万画素 |
F値 | F2.2 | F2.4 | |
センサーサイズ | 1/4インチ | 非公表 | |
画角 | 120° | 120° | |
広 角 | 画素数 | 1,200万画素 | 4,800万画素 |
F値 | F1.8 | F1.8 | |
センサーサイズ | 1/2.8インチ | 1/2インチ | |
画角 | 79° | 79° | |
望 遠 | 画素数 | 800万画素 | 800万画素 |
F値 | F2.2 | F2.4 | |
センサーサイズ | 1/4.4インチ | 非公表 | |
画角 | 43° | 非公表 | |
光学式手ぶれ補正 | ○ | – | |
電子式手ぶれ補正 | ○ | ○ | |
ズーム倍率 (静止画) | 10倍 | 16倍 | |
ズーム倍率 (動画) | 10倍 | 16倍 |
バッテリー持ち・電池容量の比較
バッテリー持ちと電池容量の比較をしていきます。
バッテリー容量だけで見ると、Xperia 10 IVの方が上ですが、実際の電池持ちはAQUOS sense6sの方が上となっています。
バッテリー持ちで選ぶなら、断然、AQUOS sense6sでしょう。
バッテリー持ち 電池容量 比較 | Xperia Ace III | AQUOS wish |
---|---|---|
バッテリー 容量 | 5,000mAh | 4,570mAh |
連続通話 時間 | 約2,910分 | 約3,730分 |
連続待受 時間 | 約830時間 | 約940時間 |
バッテリー容量は、Xperia 10 IV の方が大容量なのですが、AQUOS sense6sはSHARP独自の省電力技術により電池持ちがかなり向上されています。
電池持ちで選ぶのであれば、AQUOS sense6sに軍配が上がります。
【コスパ考察】Xperia 10 IVはあり?なし?
AQUOS sense6sのメモリ・ストレージ・カメラ増強版、というイメージのスペックなので、Xperia 10 IVの適正価格の参考値としては、AQUOS sense6s+10,000円程度というのを基準に考えます。
AQUOS sense6sとの価格差 約3万円
AQUOS sense6sとの価格差は約3万円となっています。
当記事上部でもご紹介した通り、スペック的にはAQUOS sense6sのメモリ・ストレージ増強版と言ったイメージ。
スペック差から考えると、かなりコスパは悪いと言わざるを得ません。
このクラスのスマホをお探しであれば、「AQUOS sense6s」の方が断然高コスパです。
新しく発売となった、「OPPO Reno7 A」は更に高コスパとなっています。
コスパで選ぶなら、550円スマホ
UQモバイルの取扱端末で考えると、処理能力は若干落ちますが、550円で購入可能な「OPPO A54 5G」のコスパの良さが際立ちすぎて、Xperia 10 IVが霞んで見えます。
※記事執筆時点の価格.comでのOPPO A54 5G最安値は24,990円
おサイフケータイ非対応・防水防塵非対応という点が気にならなければ、OPPO A54 5Gのコスパが圧勝です。
OPPO A54 5Gは、550円という価格で販売されていますが、カメラ画質もこの価格帯のスマホとしては最高クラスです。
以前、Redmi Note 10 JEと比較した記事で実際の撮影画像をご紹介したいますので、そちらの記事をご参照ください。
OPPO A54 5GとXperia 10 IVのハードウェアスペック(SoC・メモリ・ストレージ容量)は同一です。
一番の大きな違いとしては、画面サイズと本体サイズが、Xperia 10 IVよりも断然大きい点です。
本体&画面サイズの大きさ・防水防塵非対応・おサイフケータイ非対応という点が気にならない方であれば、「OPPO A54 5G」はかなりオススメです。