iPhone Xのスペック・カメラ画質・ベンチマーク・価格比較・2年総額を徹底レビューしていきます。
どのMVNOでiPhone Xを契約するのが安いか、実機を使ってのカメラ画質レビューなど、iPhone Xを徹底解剖!
iPhone X レビュー
Apple iPhone Xの実機を購入しましたので、開封レビューをお届けした後、スペック・ベンチマークなど、同時発売となった下位モデル「iPhone 8」との違いなどを詳しくレビューしていきたいと思います!
「iPhone XS」「iPhone XR」の発売に伴い、販売終了となってしまった「iPhone X」ですが、中古スマホ市場ではまだまだ人気の一台です。
しかし、第二世代の「iPhone SE」が登場した今、あえてiPhone Xを選択する必要は無いでしょう…。
iPhone X 開封レビュー
iPhone Xのパッケージがこちら。
それでは、iPhone X開封の儀!
まずは、iPhone Xの付属品をレビューしていきます。
iPhone X付属品
iPhone X付属品は、下記3点となります。
・Apple 純正充電器(A1385)
・ライトニングケーブル
・EarPods(有線イヤホンマイク)
付属のEarPodsは有線のイヤホンマイクですが、前モデル「iPhone 7」よりイヤホンジャックが廃止になった関係上、ライトニングコネクタが採用されています。
iPhone X付属のApple純正充電器は、5V1Aの低速充電器となっています。
iPhone Xといえば、11万円オーバーのフラッグシップモデルなんだから、もうちょっとまともな充電器つけてくれてもいいのでは?と思いますが・・・。笑
次期iPhone(iPhone XI)より、ライトニングコネクタが廃止され、USB Type-Cが採用されるとの噂が出ていますが、iPhone Xではライトニングコネクタが採用されています。
iPhone X付属の充電ケーブルもライトニングケーブルとなっています。
iPhone X説明書
iPhone X付属の書類等をレビューしていきましょう。
これは、各種iPhoneモデル共通ですね。
・Appleステッカー
・iPhone情報
・SIMピン
・ようこそiPhoneへ(簡易取扱説明書)
説明書類は下記2つ。
簡易説明書しか付属していませんので、詳細な取扱説明書はApple公式サイトで参照する形となります。
参考:iPhoneユーザーガイド – Apple公式
すごく簡単な説明書で各ボタンの配置等の説明書きしかありません。
iPhone X実機レビュー
今回は、iPhone X シルバーを購入しました!
iPhone 8より、両面ガラスパネルが採用され高級感がグッと増しましたが、iPhone Xではさらに洗練されています。
鏡面加工が施された金属素材が各所に見受けられ、さすがはフラッグシップモデルと言った印象のiPhone X。
正面は、iPhone初のノッチデザイン採用に伴い、本体色のパネルがなく、全面液晶となっています。
その為、本体色による正面からの見た目の違いはありません。
iPhone X本体底面には、ライトニングソケット・スピーカー・マイクを配置。
「iPhone 7」よりイヤホンジャックが廃止となっており、iPhone Xでもイヤホンジャックは非採用となりました。
最近は、「AirPods」を使う方が非常に多いですね。ケースがワイヤレス充電に対応した「AirPods 2」も好評!
iPhone X本体右側面には、SIMトレーと電源ボタン。
iPhone X本体上部には、何もなし。しかし、光沢のある鏡面合金の輝きが美しい。
iPhone X本体左側面には、サイレントスイッチ・音量調節ボタン。
背面のDラインはiPhone 7より廃止され、iPhone Xでも踏襲されています。
(Dライン=アンテナに電波を通すための樹脂製の白いライン)
SIMトレー
iPhone XのSIMトレーは、シングルSIMスロット仕様で、SIMサイズはnano SIMとなっています。
iPhone X バッテリー持ちレビュー
iPhoneシリーズは、モデルチェンジとともに、バッテリー持ちも常に改善され続けています。
Geekbenchというベンチマークアプリでのバッテリー持ちに関する、iPhone各モデルのスコアが下記となります。
iPhone モデル | Geekbench バッテリー スコア |
---|---|
iPhone X | 2,589 |
iPhone 8 | |
iPhone 7 | 1,744 |
iPhone SE | 1,558 |
iPhone 6s | 1,514 |
iPhone 6 | 998 |
iPhone Xのバッテリースコア平均値はとなっており、より液晶画面の小さなiPhone SEを上回るスコアを叩き出しています。
iPhone X スペック
iPhone X のスペック表をご紹介した後、iPhone 8との違いや進化したポイントをレビューしていきます!
iPhone X スペック表
iPhone Xのスペック表がこちら。
iPhone Xスペック | |
---|---|
カラー | ・シルバー ・スペースグレイ |
サイズ(mm) | 70.9×143.6×7.7 |
重量 | 174g |
画面サイズ | 5.8インチ |
画面種別 | Super Retina HDディスプレイ 5.8インチ(対角) オールスクリーンOLED Multi-Touchディスプレイ HDRディスプレイ 1,000,000:1コントラスト比(標準) True Toneディスプレイ 広色域ディスプレイ(P3) 3D Touch 最大輝度625cd/m2(標準) 耐指紋性撥油コーティング 複数の言語と文字の同時表示をサポート |
画面解像度 | 2,436×1,125 458ppi |
OS | iOS 11 (iOS 12UPG対応済) |
CPU | Apple A11 Bionic |
CPUコア数 | 6コア(ヘキサコア) |
GPU | Apple 3-Core GPU |
RAM | 3GB |
ROM | 64/256GB |
メインカメラ | 12MP広角カメラと12MP望遠カメラ 広角:ƒ/1.8の開口部 望遠:ƒ/2.4の開口部 光学ズーム 最大10倍のデジタルズーム ポートレートモード ポートレートライティング(ベータ版) デュアル光学式手ぶれ補正 6枚構成のレンズ クアッドLED True Toneフラッシュ スローシンクロ パノラマ(最大63MP) サファイアクリスタル製レンズカバー 裏面照射型センサー ハイブリッド赤外線フィルタ Focus Pixelsオートフォーカス タップしてフォーカス (Focus Pixelsを利用) 手ぶれ補正機能 Live Photos 広色域キャプチャ 強化されたローカルトーンマッピング 人体検出と顔検出 露出コントロール ノイズリダクション 写真の自動HDR 自動手ぶれ補正 バーストモード タイマーモード 写真へのジオタグ添付 画像撮影フォーマット:HEIF、JPEG |
フロントカメラ | 7MPカメラ ポートレートモード ポートレートライティング(ベータ版) アニ文字 1080p HDビデオ撮影 Retina Flash ƒ/2.2の開口部 広色域キャプチャ 自動HDR 裏面照射型センサー 人体検出と顔検出 自動手ぶれ補正 バーストモード 露出コントロール タイマーモード |
外部メモリ | スロットなし |
バッテリー容量 | 2,716mAh |
連続待受時間 | |
連続通話時間 | |
充電端子 | Lightning |
急速充電 | USB PD対応 |
無線充電 | Qi対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth V5.0 |
テザリング | 対応 |
衛星測位 | GPS, A-GPS, Galileo GLONASS, QZSS |
生体認証 | 指紋認証(Touch ID) 顔認証(Face ID) |
防水 | IPX7 |
防塵 | IP6X |
耐衝撃 | 非対応 |
おサイフケータイ | 対応(Felica搭載) |
ハイレゾ | 非対応(要DAC) |
イヤホンジャック | 非搭載 |
ワンセグ・フルセグ | 非対応 |
SIMサイズ | シングルスロット ・nano SIM |
DSDS・DSDV | 非対応 |
対応バンド | Band 1,2,3,4,5,7,8, 11,12,13,17,18,19,20, 21,25,26,28,29,30,34 38,39,40,41,42,66 VoLTE対応 |
iPhone XとiPhone8の違い・進化した点
iPhone XとiPhone 8の違いやiPhone 7からの進化ポイントをまとめていきましょう!
iPhone Xは、iPhone 8と同時発表となった新モデルで、デザイン・スペックとも、大幅に刷新されました。
メモリ容量を増強
iPhone 8では2GBメモリが搭載されていますが、iPhone Xでは3GBメモリを搭載しています。
バックグラウンドで多くのアプリが起動していても、より快適に動作することが期待できます。
ノッチディスプレイの新デザイン
現在では、Androidスマホでも主流のノッチデザインは、このiPhone Xが起爆剤になったとも言える革命です。
iPhone Xが世界で初めてノッチデザインを採用したスマホと思っている方が多いですが、それほどiPhone Xのノッチデザインの採用は世界に大きなインパクトを与えたといえると思います。
実際には、「Essential Phone」が世界初のノッチを採用したスマホです。
それ以外にもSHARPの「AQUOS S2」もiPhone Xより先にノッチを採用しています。
コントラスト比も1,000,000:1の有機ELディスプレイ
iPhoneシリーズで初めて有機ELを採用したモデルとなっており、従来の液晶ディスプレイを採用しているiPhone 8は、コントラスト比が1,400:1ですが、iPhone Xでは100万:1という、圧倒的なコントラスト比を実現。
明暗を細かく表現し、より鮮やかな表現ができるのも有機ELならではの魅力。
アウトカメラの性能比較
iPhone Xのアウトカメラは、iPhone 8 Plusのようなデュアルカメラ構成。
iPhone 8 Plusでは、広角側カメラのみに搭載されていた光学式手ぶれ補正(OIS)がiPhone Xでは、広角側にも望遠側にも、デュアルで搭載されている点が非常に大きな進化といえます。
また、望遠側レンズもiPhone 8 Plusより明るいレンズを採用しています。
(iPhone 8 Plus : F値2.8、iPhone X : F値2.4)
新たに、一眼レフのような背景のボケ感を演出できる「ポートレートモード」を搭載。
自動HDRにも対応!
USB PD対応!
iPhone 8 / iPhone Xより、USB PDに対応し、30分で50%程度の充電が可能となっています。
Apple純正の18W充電器はもちろん、サードパーティ製のUSB PD対応充電器でも急速充電が可能です。
筆者はPixel 3でUSB PDの急速充電の速さを体感していますので、
iPhone付属の5V1A充電器を利用している方であれば、衝撃を受けること間違いなしでしょう!
iPhone Xユーザーさんであれば、ぜひ、USB PD対応充電器等を利用してみてください!
ちなみに、iPhone X付属の充電器は5V1A(5W)のしょぼい充電器ですので、ご注意を。
無線充電(Qi)対応
iPhone 8 / iPhone Xより、新たに無線充電Qiに対応しました。
Amazonでも様々なメーカーの無線充電器が発売されていますので、より手軽に充電できるようになりました。
充電速度はUSB PDよりも圧倒的に劣るものの、やっぱり充電ケーブルを接続する手間が無いのは楽ちんです。
多くの無線充電器は、5W充電/7.5W充電/10W充電のいずれかに対応しています。
5W充電タイプは、iPhone X純正充電器と同等の充電速度です。
処理能力は同様
チップセットは、iPhone 8搭載の6コア「A11」と同じものを搭載しています。
GPUもApple自社開発の「Apple 3-Core GPU」が新たに採用され、グラフィックスの処理能力も「iphone 7」から着実に向上しております。
iPhone Xより、iPhone XSやiPhone XRでも採用されている、「ニューラルエンジン」というAI専用コアが搭載されたことも話題になっています!
画像認識やAR関連など機械学習の処理で活躍するようです。顔認証でも活躍するので、Face ID搭載のiPhone Xならではでしょう。
iPhone X ベンチマーク
人気の各種ベンチマークアプリでの、iPhone X実機でのベンチマークスコアをまとめました。
Antutu
スマホ性能を総合的に計測する「Antutu Benchmark」での「iPhone X」のベンチマークスコアがこちら。
中国の「Beijing Antutu Technology」製のベンチマークソフト。
ベンチマーク | スコア | |
---|---|---|
総合 | 175,054 | |
CPU | 総合 | 68,502 |
演算処理 | 18,204 | |
一般使用 | 14,175 | |
マルチコア | 36,123 | |
GPU | 総合 | 68,415 |
3D Marooned | 12,383 | |
3D Coastline | 20,109 | |
3D Refinery | 35,923 | |
UX | 総合 | 31,218 |
データセキュリティ | 13,666 | |
データ処理 | 6,182 | |
画像処理 | 2,430 | |
UXスコア | 8,940 | |
MEM | 総合 | 6,919 |
RAM | 4,121 | |
ROM | 2,798 |
Geekbench 4
CPU性能を中心に測定する「GeekBench 4」での「iPhone X」のベンチマークスコアがこちら。
カナダのPrimate Labs製のベンチマークスコアでCPUの処理能力の測定に特化。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Single Core Score | 4,288 |
Multi Core Score | 10,558 |
Compute(Metal) | 15,701 |
Battery Score | 2,589 |
3D Mark
グラフィック性能を測る「3DMark」での「iPhone X」のベンチマークスコアがこちら。
フィンランドの「Futuremark」社製のベンチマークソフト。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Ice Storm | Maxed out |
Ice Storm Extreme | Maxed out |
Ice Storm Unlimited | 59,202 |
Sling Shot | 3,094 |
Sling Shot Extreme | 1,929 |
Sling Shot Unlimited | 3,642 |
API OVERHEAD OpenGL ES3.0 | 267,251 |
API OVERHEAD Metal | 2,173,036 |
iPhone X 価格・2年総額の比較
iPhone Xの端末価格の比較と月額料金や初期費用を含めた2年総額の比較をしながら、iPhone Xの維持費最安値MVNOをレビューしていきましょう!
iPhone X 取扱MVNO
iPhone Xを取り扱っているMVNOは、ありません。
その為、iPhone Xで格安SIMを使おうとすると、
SIMフリー版やSIMロック解除済みのキャリア版を購入する必要があります。
また、iPhone XS / iPhone XRの登場に伴い、製造・販売ともに終了となってしまったので、現在では、中古スマホショップやヤフオク等で購入するしかありません。
iPhone X 端末価格
参考までに、iPhone Xの価格をまとめておきます。
iPhone X | 価格 |
---|---|
Apple Store 64GB | 112,800円 (販売当時) |
Apple Store 256GB | 129,800円 (販売当時) |
ヤフオク キャリア版64GB | 80,000円前後 |
ヤフオク キャリア版256GB | 100,000円前後 |
iPhone Xは製造終了となっている為、SIMロック解除済みのiPhone Xはヤフオク等でも減少傾向にあります。
また、価格的にも若干プレミアムが乗っている印象で、後継モデル「iPhone XS」の方がお得感があります。
コスパという観点では、「マンスリー割」が適用となる「iPhone 7」「iPhone 6s」が爆安価格ですので、コスパは良いですね。
また、UQモバイルではAndroid端末のマンスリー割がかなり強力で、超高コスパ端末がいくつもあります。
参考:UQモバイル端末
iPhone X 2年総額
iPhone Xの2年総額は別記事でまとめています。
参考:UQモバイル iPhone X
人気の大手MVNO利用時の2年総額を比較していますので、格安SIM選びの参考になれば幸いです。
iPhone Xをお得に契約する方法まとめ
現在では、iPhone XはApple Storeでは販売終了している為、中古品を購入するしか入手方法がありません。
iPhone購入=キャリアでの契約が安い!というのは、もはや過去のお話です。
Apple StoreのSIMフリー版や中古スマホショップのSIMロック解除済みiphone等を活用して、格安SIMで運用しましょう!
通信費の節約に繋がり、家計が断然楽になります!
また、UQモバイルであれば、最大10,000円の「UQモバイルキャンペーン」を開催していますし、「節約モード」時でも300Kbps出る為、他社MVNOの200Kbpsよりも、断然実用性が高く通信量の節約もしやすいです。
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キャリアの家族割は「家族間の国内通話無料」程度で月額料金の割引はありませんし、格安SIMでも家族割の実施があるのはmineoの「複数回線割引」(50円割引/月)程度ではないでしょうか。
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