UQモバイルの新端末「Xperia 8 Lite」は、SONY製のSIMフリースマホ。
今回の記事では、「Xperia 8 Lite」のスペック・カメラ・ベンチマーク・価格・2年総額まで、徹底レビューしていきます!
その他のUQモバイル端末との比較は、下記記事よりご確認下さい。
参考:UQモバイル端末
Xperia 8 Liteは買い?
まず、執筆時点で、UQモバイルでの「Xperia 8 Lite」の販売価格は未公表です。
もし、端末価格が2万円前後なら、アリでしょう。
2020/12/11追記:販売価格35,640円となりました…。高すぎ!完全に高すぎ!
Xperia 8 Liteよりも処理能力が上の「OPPO Reno3 A」が15,840円ですから、これ以上高い価格となると、いくらXperiaブランドと国産の信頼感があるとは言え、お世辞にもコスパが良いとは言えないレベルです。
スペックと価格のバランスから考えるコスパで言うと、UQモバイル端末の中では、「OPPO Reno3 A」と「iPhone SE」が二強です。
UQモバイルでのXperia 8 Liteの販売価格は35,640円ですが、その予算があるなら「AQUOS sense4」「iPhone SE」「Pixel 4a」と言った端末の方が圧倒的にコスパ良好。
批判を恐れずに言うなら、「Xperia 8 Lite」に4万円の価値はありません。
型落ちXperia 1が高コスパ
最近では、1年ほど前のXperiaのフラッグシップモデル「Xperia 1」の未使用品・美品の相場が3~4万円程度まで下がってきています。
参考:Xperia 1 – じゃんぱら
処理能力もカメラ性能も「Xperia 8 Lite」とは全く比較になりませんので、「Xperia 1」の方が圧倒的に満足度は高いです。
さらにSIMのみ契約なら、最大20,000円相当(不課税)の「UQモバイルキャンペーン」が適用になりますし、「Xperia 1」もかなりオススメです。
いまなら、「UQ学割」「UQ家族割」「ギガMAX月割」のトリプル併用も可能ですので、かなりお得!
Xperia 8 Liteが2万円を切るならアリ!3万円を超えるなら、全然なし!
処理能力がほぼ同等な「Galaxy A21」が22,000円ですしね…。
「Galaxy A21」よりはディスプレイがキレイですし、カメラ性能も良いですが。
「Galaxy A21」ですらコスパ悪いのに、Xperiaブランドとはいえ、この価格設定はヒドイ。
Xperia 8 Liteレビュー
Xperia 8 Liteの特徴からレビューしていきます。
デザイン
Xperia 8 Liteの本体外観から、レビューしていきます。
デザインに関しては、「Xperia 8」から何も変わっていません。
「Xperia 8」の発売時点でも、古めかしさのあるデザインでしたが、1年経った今でもそのデザインを引き継いでいますので、かなり好き嫌いが分かれる所ではあります。
カメラ
Xperia 8 Liteは、リアカメラにデュアルカメラ。インカメラはシングルカメラ構成。
実際の静止画の画質・動画の画質・手ブレ補正等に関しては、また後日検証していきたいと思います。
Xperia 8 Liteのカメラには、まだ触れていませんが、動画性能に関しては「OPPO Reno3 A」に負けそうな気がしてなりません。
ディスプレイ
6.0インチ、解像度2,520×1,080の液晶ディスプレイを採用。
Xperiaは、液晶ディスプレイの綺麗さには定評がありますね!
バッテリー持ち
Xperia 8 Liteは、2,870mAhのバッテリーを搭載。
電池もちに関しては、可もなく不可もなくと言った感じでしょう。
急速充電・無線充電
急速充電は、USB PDに対応。
無線充電には、非対応となっています。
便利機能
Xperia 8 Liteでは、おサイフケータイに対応!
Xperia 8 Lite便利機能 | |
---|---|
おサイフケータイ | ○ |
生体認証 | ○ |
防水 | ○ (IPX8) |
防塵 | ○ (IP6X) |
耐衝撃 | × |
ワンセグ・フルセグ | × |
「UQモバイル端末」で、ワンセグ・フルセグに対応しているスマホは一台もありませんので、ワンセグ・フルセグ必須な方は、ワンセグ・フルセグ対応端末を中古スマホショップなどで購入し、UQモバイルをSIMのみ契約して使いましょう!
SIMのみ契約であれば、最大20,000円相当(不課税)の「UQモバイルキャンペーン」対象となります!
処理能力
Xperia 8 Liteのチップセットは「Snapdragon 630」。
「Snapdragon 630」といえば、「AQUOS sense3シリーズ」や「Xperia 10」と同じプロセッサです。
2018年夏頃から搭載され始めたSoCですので、正直、古いチップセットです。
同価格帯の「AQUOS sense4」の方が処理能力は上です。
スペック表
Xperia 8 Liteのスペックを記載しています。
Xperia 8 Liteスペック表 | |
---|---|
発売日 | 2020年12月中旬 |
カラー | ・ブラック ・ホワイト |
サイズ(mm) | 158x69x8.1 |
重量 | 170g |
画面サイズ | 6.0インチ |
画面種別 | 液晶 |
画面解像度 | 2,520×1,080 |
OS | Android 10 |
SoC | Snapdragon 630 |
CPUコア数 | オクタコア |
CPU | Cortex-A53 *8 (2.2GHz*4 + 1.8GHz*4) |
GPU | Adreno 508 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
メインカメラ | 広角:1,200万画素 望遠:800万画素 |
フロントカメラ | 800万画素 |
カメラ機能 | |
外部メモリ | 最大512GB |
バッテリー容量 | 2,870mAh |
充電端子 | USB Type-C |
急速充電 | USB PD |
無線充電 | – |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver 5.0 |
テザリング | ○ |
衛星測位 | GPS |
生体認証 | 指紋認証 |
防水 | IPX5/IPX8 |
防塵 | IP6X |
耐衝撃 | – |
おサイフケータイ | ○ |
ハイレゾ | ○ |
イヤホンジャック | ○ |
ワンセグ | – |
フルセグ | – |
SIMサイズ | nanoSIM |
SIMスロット | ・nano SIM ・micro SD |
DSDS・DSDV | – |
5G | – |
eSIM | – |
対応バンド | LTE:b1/3/4/5/8/12/17/18/19/26/38/41 3G:b1/4/5/6/8/19 GSM:850/900/1,800/1,900 |
ベンチマーク
各種人気ベンチマークアプリでの「Xperia 8 Lite」のベンチマークスコアをまとめてレビューしていきます。
「Xperia 8 Lite」が手元に届き次第、ベンチマークスコアを追記していきます。
Antutu
スマホ性能を総合的に計測する「Antutu Benchmark」での「Xperia 8 Lite」のベンチマークスコアがこちら。
中国の「Beijing Antutu Technology」製のベンチマークソフト。
ベンチマーク | スコア | |
---|---|---|
総合 | 94,060 | |
CPU | 総合 | 32,891 |
数学演算 | 5,922 | |
共通アルゴリズム | 4,986 | |
マルチコア | 21,983 | |
GPU | 総合 | 16,247 |
Terracotta | 254 | |
Coastline | 7263 | |
Refinery | 8,730 | |
MEM | 総合 | 26,574 |
RAM Acs | 12,816 | |
ROM APP IO | 2,772 | |
ROM Seq Read | 4,583 | |
ROM Seq Write | 3,128 | |
ROM Random Acs | 3,275 | |
UX | 総合 | 18,348 |
データセキュリティ | 3,945 | |
データ処理 | 4,521 | |
画像処理 | 3,092 | |
UXスコア | 6,790 |
Antutu AI Bench
上記AntutuのAI性能に特化したベンチマークソフトでの「Xperia 8 Lite」のベンチマークスコアがこちら。
「Xperia 8 Lite」では「Antutu AI Bench」が起動こそするものの、ベンチマークが回らず、測定不能となりました。
Antutu AI Bench | スコア | |
---|---|---|
総合 | 測定不可 | |
画像分類 | 総合 | 測定不可 |
スピード | 測定不可 | |
精度 | 測定不可 | |
オブジェクト 検出 | 総合 | 測定不可 |
スピード | 測定不可 | |
精度 | 測定不可 |
Geekbench 5
CPU性能を中心に測定する「GeekBench 5」での「Xperia 8 Lite」のベンチマークスコアがこちら。
カナダのPrimate Labs製のベンチマークスコアでCPUの処理能力の測定に特化。
「Geekbench 4」から「Geekbench 5」への移行に伴い、スコアの算出基準が大幅に変更されており、「Geekbench 4」と「Geekbench 5」のスコア比較は全く役に立ちません。
スコア比較される際には、Geekbenchのバージョンにご注意ください。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Single Core Score | 181 |
Multi Core Score | 1,048 |
OpenCL | 494 |
Vulkan | 測定不能 |
3D Mark
グラフィック性能を測る「3DMark」での「Xperia 8 Lite」のベンチマークスコアがこちら。
フィンランドの「Futuremark」社製のベンチマークソフト。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Wild life | 259 |
Wild life Stress Test | 260 |
Sling Shot Extreme Open GL ES3.1 | 831 |
Sling Shot | 1,349 |
API OVERHEAD OpenGL ES3.0 | 70,886 |
API OVERHEAD Vulkan | 215,797 |
PCMark
スマホ性能を総合的に計測する「PC Mark」での「Xperia 8 Lite」のベンチマークスコアがこちら。
開発元は、「3DMark」と同じフィンランドのFuturemark。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Work 2.0 Performance | 5,253 |
Work 2.0 Battery life | 10h17m |
Computer Vision | 2,419 |
Storage | 4,811 |
Work Performance | 6,287 |
Work Battery life | 12h8m |
Xperia 8 Lite 価格比較
「Xperia 8 Lite」を取り扱っているMVNOと販売価格をまとめました。
UQモバイルでの「Xperia 8 Lite」の販売価格は未公表ですので、想定価格を入力しています。
UQモバイルとOCNモバイルONEがずば抜けて安いですね。
この価格なら、十分に満足できるコスパの良さ!
【10社比較】Xperia 8 Lite 2年総額
Xperia 8 Lite購入時の2年総額を大手MVNO10社で比較しました。
当記事執筆時点で、UQモバイルでの販売価格が未発表の為、35,640円で仮に算出しています。
Xperia 8 Liteの取扱のないMVNOでは、ヤフオク落札相場である33,000円でシミュレーション。
3GBプランの2年総額比較
3GBプランにて、Xperia 8 Liteを購入した際の2年総額をシミュレーションしていきましょう。
Xperia 8 Lite契約時 2年総額比較 | |
---|---|
販売元 | 価格 |
UQモバイル | 78,012円 |
QTモバイル au回線 | 73,777円 |
QTモバイル docomo回線 | 73,899円 |
OCNモバイルONE | 75,805円 |
LINEモバイル | 75,812円 |
イオンモバイル | 78,012円 |
エキサイトモバイル | 78,445円 |
IIJmio | 78,973円 |
BIGLOBEモバイル | 78,973円 |
Linksmate | 79,508円 |
QTモバイル Softbank回線 | 80,495円 |
Y!mobile | 85,272円 |
「スマホプランS」で契約の場合、2年総額8万円程度。
10GBプランの2年総額比較
10GBプランにて、Xperia 8 Liteを購入した際の2年総額をシミュレーションしていきましょう。
Xperia 8 Lite契約時 2年総額比較 | |
---|---|
販売元 | 価格 |
UQモバイル | 117,612円 |
OCNモバイルONE | 112,765円 |
Linksmate | 118,580円 |
Y!mobile | 105,072円 |
LINEモバイル | 121,220円 |
IIJmio | 122,797円 |
イオンモバイル | 122,892円 |
BIGLOBEモバイル | 126,493円 |
※IIJmio・BIGLOBEモバイル・イオンモバイル・LINEモバイルは10GBプランの設定がない為、12GBプランでシミュレーション。
「スマホプランR」で契約の場合、2年総額10万円台。
いずれにしても、キャリア並に速い通信速度を考えると、UQモバイルのコスパは異常ですね…。
・安定のXperiaクオリティ
・かなり好き嫌い分かれるデザイン
・コスパは可もなく不可もなし
・2万円程度ならアリ!