今回、Huawei「Mate 20 lite」と「P20 lite」のスペック比較・2年総額比較・コスパ比較をお届けしていきます。
実売42,984円の「Mate 20 lite」と実売3万円前後の「P20 lite」を比較していきます。
スペック比較・実質負担額比較をしながら、両機のコスパを比較検証!
スペック比較│Mate 20 lite VS P20 lite
実売4万円のHUAWEI「Mate 20 lite」と実質3万円前後「P20 lite」のスペックを比較してみましょう!
「P20 lite」の最安値は、UQモバイルの実質13,028円。「UQモバイルキャンペーン」適用で実質28円~3,028円。
「Mate 20 lite」と「P20 lite」の主要スペックを比較していきたいと思います!
スペック比較 | Mate 20 lite (SNE-LX2) | P20 lite (ANE-LX2J) |
---|---|---|
発売日 | 2018年11月30日 | 2018年6月15日 |
サイズ(mm) | 158.3×75.3×7.6 | 149×71×7.4 |
重量 | 172g | 145g |
画面サイズ | 6.3インチ | 5.84インチ |
画面種別 | TFT液晶 | |
画面解像度 | FHD+ (2,340×1,080) | FHD+ (2,280×1,080) |
OS | Android 8.1 | Android 8.0 |
CPU | Kirin 710 | Kirin 659 |
CPUコア数 | 8コア(オクタコア) | |
RAM | 4GB | |
ROM | 64GB | 32GB |
アウトカメラ | 2,000万画素+ 200万画素 | 1,600万画素+ 200万画素 |
インカメラ | 2,400万画素+ 200万画素 | 1,600万画素 |
外部メモリ | micro SDカード | |
バッテリー容量 | 3,750mAh | 3,000mAh |
急速充電 | 最大18W (HUAWEI独自) QC非対応 USB PD非対応 | |
充電端子 | USB Type-C | |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | |
Bluetooth | Bluetooth Ver4.2 aptX,aptX HD, HWA対応 | Bluetooth Ver4.2 aptX対応 |
テザリング | 対応 | |
防水 | 非対応 | |
防塵 | 非対応 | |
耐衝撃 | 非対応 | |
おサイフケータイ | 非対応 | |
ハイレゾ | 対応 | |
イヤホンジャック | 搭載 | |
ワンセグ・フルセグ | 非対応 | |
生体認証 | ・顔認証 ・指紋認証 | |
SIMサイズ | nano SIM×2 | |
DSDS/DSDV | DSDV対応 |
スペックの違いまとめ
スマホ出荷台数、世界2位のHuawei発売から半年以上が経過した現在でも「iPhone 8」「iPhone X」「iPhone XS」「iPhone XR」と並び、「BCN週間売れ筋ランキング」上位に常に入賞している「P20 lite」!
新発売の「Mate 20 lite」の実力やいかに!
左:Mate 20 lite 右:P20 lite
ディスプレイ比較
ディスプレイ 比較 | Mate 20 lite | P20 lite |
---|---|---|
サイズ | 6.3インチ | 5.84インチ |
種別 | TFT液晶 | TFT液晶 |
解像度 | FHD+ (2,340×1,080) | FHD+ (2,280×1,080) |
「P20 lite」の方が本体サイズがコンパクトな為、ディスプレイサイズも「P20 lite」の方が小さくなっています。
SoC比較(CPU/GPU)
国産スマホを始め、Androidスマホの多くが「Qualcomm」製のSoCを採用していますが、
Huawei製スマホでは、Huawei子会社「HiSilicon」製のSoCを採用しています。
SoC比較 | Mate 20 lite | P20 lite |
---|---|---|
搭載SoC | Kirin 710 | Kirin 659 |
CPUコア数 | 8コア | |
CPU 動作周波数 | 2.2GHz + 1.7GHz | 2.36GHz + 1.7GHz |
CPUコア | A73/A53 | A53/A53 |
Mali-G51 MP4 | MaliーT830 |
「Kirin710」と「Kirin 659」のベンチマークスコアを比較すると、「Mate 20 lite」搭載の「Kirin 710」の方が50~60%スコアが高くなっています。
処理能力を求める方には、「P20 lite」よりも「Mate 20 lite」の方が良いでしょう。
ただし、前回の比較記事で検証しました通り、処理能力を求めるのであれば、「Mate 20 lite」よりも「nova 3」の方がオススメです。価格帯もほとんど変わりません。
GPUに関しては、「Mate 20 lite」がARM製「Mali-G51 MP4」、「P20 lite」がARM製「MaliーT830」となっており、グラフィック性能は、「Mate 20 lite」の方が50%ほど高くなっています。
メモリ・ストレージ比較
メモリ ストレージ 比較 | Mate 20 lite | P20 lite |
---|---|---|
RAM | 4GB | |
ROM | 64GB | 32GB |
メモリ容量は「Mate 20 lite」「P20 lite」ともに、4GBメモリを搭載。
日常使用においては、容量不足を感じることはないです。
ストレージは「Mate 20 lite」が64GB、「P20 lite」が32GBと差があります。
どちらもmicro SDスロットを搭載していますので、ストレージ容量の拡張に対応していますので、32GBの「P20 lite」でも、そこまで不都合は感じないかもしれません。
アウトカメラ比較
アウトカメラ 比較 | Mate 20 lite | P20 lite |
---|---|---|
カメラ構成 | デュアルカメラ | |
画素数 | 2,000万画素+ 200万画素 | 1,600万画素+ 200万画素 |
F値 | 1.8 | 2.2 |
AIオート | 対応 |
「Mate 20 lite」は、深度測定用サブカメラを搭載したデュアルレンズ構成、
「P20 lite」は、カラーセンサーとモノクロセンサーのデュアルレンズ構成、
それぞれ設計思想が異なりますが、F値の違いからも暗所撮影含め全体的な画質・解像感では「Mate 20 lite」が上でしょう。
インカメラ比較
インカメラ 比較 | Mate 20 lite | P20 lite |
---|---|---|
カメラ構成 | デュアルカメラ | シングルカメラ |
画素数 | 2,400万画素+ 200万画素 | 1,600万画素 |
F値 | 2.0 |
インカメラにも深度測定用レンズを搭載したデュアルカメラの「Mate 20 lite」に対し
対する「P20 lite」はシングルカメラとなっています。
生体認証比較
生体認証 比較 | Mate 20 lite | P20 lite |
---|---|---|
指紋認証 | 対応 | |
顔認証 | 対応 | |
センサー位置 | 背面 | ディスプレイ内 |
生体認証は、「Mate 20 lite」「P20 lite」ともに、顔認証と指紋認証に対応。
どちらとも、背面に指紋認証センサーを配置。
その他機能比較
DSDS・DSDV対応
その他機能 比較 | Mate 20 lite | P20 lite |
---|---|---|
ハイレゾ | 対応 | 非対応 |
防水 | 非対応 | |
防塵 | 非対応 | |
おサイフケータイ | 非対応 | |
ワンセグ | 非対応 |
「Mate 20 lite」はハイレゾ再生に対応していますが、「P20 lite」はハイレゾ非対応となっています。
その他、防水・防塵・おサイフケータイ・ワンセグは、両モデルとも非対応となっています。
Huaweiと同じ中国のスマホベンダー「OPPO」では、おサイフケータイ対応のSIMフリー端末「R15 Pro」を発売していますが、Huaweiではdocomo版「P20 Pro(HW-01K)」のみ、おサイフケータイ対応で、おサイフケータイ対応のSIMフリーモデルは発売していません。
Softbank販売の「Mate 10 Pro」「Mate 20 Pro」ですらも、おサイフケータイ非対応となっていますので、かなりおサイフケータイ対応に消極的なメーカーといえます。
端末価格・実質負担額比較│Mate 20 lite VS P20 lite
「Mate 20 lite」と「P20 lite」の端末価格・実質負担額の比較をしていきましょう!
「Mate 20 lite」の価格、「P20 lite」の価格順に並べています。
MVNO | Mate 20 lite | P20 lite |
---|---|---|
ビックカメラ | 42,984円 | 33,739円 |
UQモバイル | 取扱なし | 13,068円 |
BIGLOBE(au) | 取扱なし | 16,584円 |
OCNモバイルONE | 取扱なし | 20,304円 |
BIGLOBE(docomo) | 取扱なし | 20,472円 |
IIJmio | 取扱なし | 30,024円 |
NifMo | 取扱なし | 31,200円 |
Y!mobile | 取扱なし | 31,644円 |
mineo | 取扱なし | 31,752円 |
LINEモバイル | 取扱なし | 34,538円 |
楽天モバイル | 取扱なし | 34,538円 |
DMMモバイル | 取扱なし | 34,538円 |
イオンモバイル | 取扱なし | 37,584円 |
「Mate 20 lite」はビックカメラグループである、「ビックカメラ」「ソフマップ」「コジマ」限定での販売となり、各店のポイントが10%(4,298ポイント)還元されます。
「P20 lite」は、人気端末だけあって取扱MVNOの数も圧倒的です。
「UQモバイル」と「BIGLOBEモバイル」なら、月々サポートにあたる端末購入サポート割引「マンスリー割」「アシストパック」が適用となり、割安で購入可能です。
この安さが「UQモバイル端末」の大きな魅力ですね。
「UQモバイル」なら最大10,000円の「UQモバイルキャンペーン」適用で、実質負担額68円~3,068円で購入可能!(おしゃべりプラン・ぴったりプラン契約の場合)
ちなみに、「UQモバイル店舗」・「UQモバイルエントリーパッケージ」・「UQモバイルスタートキット」での契約は、UQモバイルau Pay 残高還元の対象外となりますので、ご注意ください。
2年総額比較│Mate 20 lite VS P20 lite
一番人気の「3GB+5分かけ放題」の音声通話SIMプランというモデルケースで、「Mate 20 lite」と「P20 lite」の2年総額を比較していきたいと思います。
「Mate 20 lite」は3GBプラン最安値の「DMMモバイル」、「P20 lite」はUQモバイル独占端末ですのでUQモバイルという条件で比較していきます。
計算式=初期費用+月額料金24ヶ月分+端末代金+消費税
※ユニバーサルサービス料は含んでいません。(月額2円前後)
Mate 20 liteの2年総額・維持費が安い順にソート
2年総額(税込み) | Mate 20 lite | P20 lite |
---|---|---|
UQモバイル | 98,625円 | 68,709円 |
DMMモバイル | 107,561円 | 99,115円 |
mineo(au) | 107,643円 | 96,411円 |
NifMo | 109,209円 | 97,425円 |
イオンモバイル | 109,209円 | 103,809円 |
Y!mobile | 109,425円 | 98,085円 |
BIGLOBE(au) | 109,635円 | 83,235円 |
BIGLOBE(docomo) | 109,635円 | 87,123円 |
IIJmio(docomo) | 109,635円 | 96,675円 |
IIJmio(au) | 109,648円 | 96,688円 |
mineo(docomo) | 110,096円 | 98,864円 |
楽天モバイル(docomo) | 110,153円 | 101,707円 |
楽天モバイル(au) | 110,166円 | 101,720円 |
LINEモバイル(docomo) | 113,270円 | 104,824円 |
LINEモバイル(Softbank) | 113,270円 | 104,824円 |
OCNモバイルONE | 115,337円 | 92,657円 |
mineo(Softbank) | 119,163円 | 107,931円 |
「Mate 20 lite」「P20 lite」ともに、au Pay 残高還元のある「UQモバイル」が最安値となっています。
特に「P20 lite」では、端末割引が大きいので、68,709円と他社を圧倒する2年総額に。
回線の実効速度面で考えると、圧倒的に「UQモバイル」・「Y!mobile」が速い為、キャリアからのMNP乗り換えや新規契約で後悔しないのは、「UQモバイル」・「Y!mobile」の2社でしょう。
参考:UQモバイル速度
コスパ比較│Mate 20 lite VS P20 lite
上記の項目で、「Mate 20 lite」と「P20 lite」の2年総額・維持費を比較すると、多くのMVNOで1万円~2万円ほど「P20 lite」の方が安いということが分かりました。
「Mate 20 lite」の方がスペックが格上なのは明白ですが、この1万円~2万円という価格差を考慮しながら、スペックの差を見ると、どちらがコスパが良いといえるでしょうか。
液晶サイズ・処理能力・ストレージ容量・カメラ性能の4項目が両機種の主な違いとなりますが、適当な価格差かと感じますし、「コスパ」という観点では、「Mate 20 lite」も「P20 lite」も同程度でしょう。
ただし、「UQモバイル」契約での「P20 lite」のコスパに限っていうと、相当良い!です。
端末代金・月額料金・初期費用、全部コミコミで2年総額68,000円台。驚異的と言わざるを得ない高コスパ。
「UQモバイル」以外のMVNOにおいて、コスパの良さで機種選びをする場合で「Mate 20 lite」同等以上の性能を求める方には「R17 neo」の方が断然コスパが良いでしょう。
さらなる高性能な処理能力を求める方には、「nova 3」もコスパが良いです!
逆に、「Mate 20 lite」のスペックが手に余る方には、やはり売れ筋ランキング上位に入賞している通り「P20 lite」の良コスパ端末と言えます。
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