R17 Proレビュー!ディスプレイ内指紋認証センサー搭載で注目を集めた「R17 neo」の上位モデルである「R17 Pro」のスペック・端末価格・2年総額・キャンペーンを徹底レビューしていきます。
OPPO R17 Proレビュー
OPPO R17 Proのレビューの前に、「OPPOって何よ?」という方の為に、「OPPO」の解説を。
OPPOとは?
「R17 neoレビュー」の記事でも解説しましたが、再度ご紹介を!
「R15 neo」「R15 Pro」「R17 Pro」「Find X」の製造元である「OPPO」は中国のスマホメーカーで、日本市場での認知度はまだまだ低いですが、世界5位の出荷台数を誇る世界的に有名なスマホメーカーです。
最近のスマートフォン業界界隈で激震を起こしましたが、アメリカが「Huawei」と「ZTE」の締め出しに取り掛かっており、今後、Xiaomi・OPPOの2社が存在感を強めそうです。
ただし、Xiaomiに関しては、日本市場にはそこまで積極的でなく、日本においてはOPPOの存在感が増していくでしょう。
R17 Pro開封レビュー
R17 Proの実機をビックカメラで購入してきましたので、開封レビューを行っていきたいと思います!
R17 Proのパッケージですが、バイオレットを基調としたデザインでなかなかオシャレ!
それでは、R17 Pro早速開封していきましょう!
おやおや、充電器に気になる文字が…!
そういえば「R17 PRO」はSuper VOOC対応!
R17 PROの同梱品
R17 PROの同梱品を詳しくレビューしていきます。
SUPER VOOC充電器
OPPOの目玉テクノロジー「SUPER VOOC」に、R17 PROも対応しています。
これがメチャメチャ速い!Pixel 3のUSB PD充電とは比較にもならないほど速いです。
OPPO純正の「SUPER VOOC Flash Charge」対応充電器。
5V2A~最大10V5A(最大50W)
OPPOのVOOC対応充電器では、ソケットの端子色がグリーンでしたが、SUPER VOOC充電器では、ソケットの端子色がオレンジ色になっています。
USB Type-Cケーブル
付属のUSB Type-Cケーブルも端子がオレンジ色になっています。
純正イヤホンマイク
イヤホンは、USB Type-Cソケットのものが付属しますが、こちらの端子は緑色ですね。
純正ソフトケース
今作「R17 PRO」ではOPPO純正ソフトカバーが付属しますが、ライトブルーのケースでした。
純正カバー装着時のイメージがこちら。
意外とカバーの色である水色は全然目立ちません。
充電端子部分も大きめにカットされています。
SIMの抜き差しする際には、カバーを外す必要があります。
画面縁は1mmほど高くなっています。
とはいえ、落下時の衝撃の強さでいうと、手帳タイプのほうが側面落下時は圧倒的に強いです。
R17 PRO説明書・保証書
重要情報ガイドには、基本的な注意事項が記載されています。
ただ、中に、保証書が入っていますので、間違って捨てないようにしましょう!
R17 PRO取扱説明書がこちら。(クイックガイド)
大分シンプルな説明書になっています。
R17 PRO本体レビュー
それでは、R17 PRO本体のレビューをしていきましょう!
色はなんとも形容しがたい、パープルからスカイブルーへのグラデーションが際立つ、ミストグラデーションを購入。
従来スマホで採用されてきた色味よりも若干パステルカラーよりで、斬新ですね。
フロントカメラは、シングルカメラ構成で、顔認証にも対応しています。
リアカメラはデュアルカメラに加え深度測定用レンズを配置。
SIMソケットは本体下部のUSB C端子横に配置。
R17 PROのSIMトレーは、nano SIMのシングルSIM仕様で、micro SDスロットもありません。
本体左側面には、音量調節ボタンを配置。
本体上部には、サブマイクのみ。
本体右側面には、電源ボタン。
R17 PROもR17 neo同様に、「画面内指紋認証センサー」を搭載。
顔認証+指紋認証のダブル生体認証に対応。
OPPO製品では、Operaが推奨ブラウザになっていますね。
R17 neoとの比較
左が「R17 PRO」、右が「R17 neo」となっています。
両機種ともに、グラデーションカラーなのですが、大分色味が違います。
R17 PROは、ウルトラナイトモードに対応。
R17 PROは縦グラーデーションの為、底面部もグラデーションとなっています。
R17 PRO専用 強化ガラスフィルム
A-VIDETの「R17 PRO」専用強化ガラス製画面保護フィルムを購入。
2枚入りで930円でした。
INSTALLATIONと書かれた袋には、
ウェットシート・ホコリ取りシールがはいっています。
ガラスフィルムを本体に仮置きしてみたところ。
サイズ感は結構いい感じ。
R17 Pro スペック表
R17 Proのスペック表がこちらになります。
OPPO R17 Proスペック | |
---|---|
カラー | ・エメラルドグリーン ・ミストグラデーション |
サイズ(mm) | 157.6×74.6×7.9 |
重量 | 183g |
画面サイズ | 6.4インチ |
画面種別 | 有機EL(OLED) |
画面解像度 | FHD+(2,340×1,080) |
OS | Android 8.1 Color OS 5.2 |
CPU | Snapdragon 710 |
CPUコア数 | 8コア(オクタコア) |
GPU | Adreno 616 |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
メインカメラ | デュアルカメラ 1,200万画素 3D TOFカメラによる |
フロントカメラ | 2,500万画素 AIオート搭載 A.I.ビューティー |
外部メモリ | 最大256GB |
バッテリー容量 | 3,700mAh (1,850mAh×2) |
連続待受時間 | |
連続通話時間 | |
充電端子 | USB Type-C |
急速充電 | Super VOOC対応 |
無線充電 | 非対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth V5.0 |
テザリング | 対応 |
衛星測位 | GPS, A-GPS, GLONASS, BeiDou |
生体認証 | 画面内指紋認証 |
防水 | 非対応 |
防塵 | 非対応 |
耐衝撃 | 非対応 |
おサイフケータイ | 非対応 |
ハイレゾ | 対応 |
イヤホンジャック | 搭載 |
ワンセグ・フルセグ | 非対応 |
SIMサイズ | デュアルスロット (nano SIM×2) |
DSDS・DSDV | DSDV対応 |
対応バンド | GSM: 850/900/1800/1900MHz WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19 FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/12/17/ 18/19/20/25/26/28/32 TD-LTE: B34/38/39/40/41 VoLTE対応 |
VOOCフラッシュチャージの進化版である「Super VOOCフラッシュチャージ」に対応。
2つの1,850mAhバッテリーに並列充電することで、わずか10分で40%、30分で92%の充電が可能となっています。
スペック総評
「R17 Pro」のスペック詳細を項目別にレビューしていきます。
超高速充電「Super VOOC」対応
USB PD充電器での充電の場合、9W(4.85V1.85A)充電ですが、
Super VOOC充電器での充電の場合、43.5W(8.7V5A)充電でした。
充電開始から徐々に電圧を挙げていき、8.7V程度をピークに、その後、電流を段階的に下げていくような制御をしていました。
8.7V5A→8.4V4A→8.4V3.5A→8.7V3Aのような感じ。
いままで体験したことが無い高速な充電速度で、正直かなり驚きました。
特に、充電初期の初速が相当に速いです。
防水・防塵は非対応
まず、注意して頂きたいのは、「R17 Pro」は「防水・防塵」非対応という点。
この点だけ忘れず、使い方に留意してください。
「R17 neo」も防水・防塵非対応でしたし、OPPOのフラッグシップモデルである「Find X」も防水・防塵非対応。
OPPOは防水・防塵性能を重要視していませんね。笑
防水が必須という方であれば、「R17 Pro」と同価格帯で購入できる「Xperia XZ3」のSIMロック解除済み端末をヤフオクや中古スマホショップで購入するのもオススメです。
キャリア版のSIMロック解除済み「AQUOS R2」なら6万円程度で落札されています。
P15 Proから順当に進化した処理能力
「R17 Pro」のSoCは、ミドルレンジの「Snapdragon 710」。
前モデル「R15 Pro」では、「Snapdragon 660」が搭載されていましたので、順当に進化しています。
Snapdragon 660比では、処理能力が約20%向上し、Antutuベンチマークスコアでは15%向上。
グラフィック性能は35%ほど向上しています。
ちなみに、「Snapdragon 660」といえば、「R17 neo」で搭載されており、「マンスリー割」適用で540円で買えるコスパはかなり恐ろしいものがあります。
このように、「UQモバイル端末」は、価格競争力が圧倒的ですので、正直R17 ProよりもR17 neoの方がコスパは良いでしょう。
参考:R17 neoレビュー
6GBメモリ・128GBストレージを搭載し、メモリ容量・ストレージ容量は十分すぎるほど。
とはいえ、SoC性能がミドルレンジモデルである為、処理能力とのコストパフォーマンスを考えると、お世辞にも良いとは言えないですね…。
画面内指紋認証センサー!
「R17 neo」で話題となった、「画面内指紋認証センサー」を「R17 Pro」に搭載。
(直近のモデルだとMate 20 Proにも採用されています。)
指紋認証センサーを前面から排除し画面占有率を高めながら、机上での画面ロック解除など利便性を高めることに成功しています。
今後、背面指紋認証センサーも衰退の一途をたどるかもしれませんね。
占有率91.5%の全画面有機ELディスプレイ
R17 Proは、上記でご紹介した「画面内指紋認証センサー」の採用に加え、ノッチ部分がより狭額になっている水滴型ノッチデザインを採用することで、本体サイズの91.5%を専有する超狭額縁有機ELディスプレイを採用。
DSDS・DSDV対応!
「R17 Pro」は、DSDS・DSDV対応となっています。
「R17 neo」では、デュアルSIM+micro SDスロットのトリプルスロットでしたが、当モデル「R17 Pro」ではデュアルSIMスロットとなっています。
felica非搭載(おサイフケータイ非対応)
「R15 Pro」で日本市場向けにFelicaが搭載され、おサイフケータイ対応となりましたが、「R17 Pro」はおサイフケータイ非対応となりました。
おサイフケータイ非対応という点では、キャリア版のSIMロック解除済み端末や「AQUOS sense 2」「Pixel 3」「iPhone XS」「iPhone XR」なども魅力的ですね。
R17 Proのコスパはどうなの?
R17 Proの実売価格は7万円前後。
MVNO取扱端末の中で近い価格帯というと「P20」や「ZenFone 5Z」
2018年12月時点のヤフオク落札相場が近い端末でいうと「iPhone 8 64GB」や「Xperia XZ3」
7万円超という金額を支払うとなると、SIMロック解除済みのキャリア版スマホがかなり魅力的に写ります。
「AQUOS R2」や「Xperia XZ3」では、「R17 Pro」よりも上位のSoC「Snapdragon845」が搭載されています。
R17 Proをコスパという点で評価すると、イマイチ。
厳しく言えば、コスパが良いとは言えない。という評価になります。
このスペックなら40,000~50,000円程度まで落ちれば、良いと思うのですが。
ミドルレンジということであれば、R17 Proよりも若干スペックは落ちますが、兄弟機の「R17 neo」がオススメです。
docomo・au・Softbank系MVNOで使える?対応バンドとVoLTE
docomo系格安SIM・au系格安SIM・Softbank系格安SIMでの利用可否をまとめました。
「R17 Pro」を購入して、docomo系格安SIMやSoftbank系格安SIMで使うのもアリですね!
au系格安SIMの利用可否
「R17 Pro」は、UQモバイル/mineo/IIJmio/BIGLOBEモバイル等のau系MVNOではもちろん使えます!
au VoLTEにも対応。
参考:auバンド
au 4G/ LTEバンド | R17 Pro | 備考 |
---|---|---|
1 | 対応 | 2.1GHz |
11 | 非対応 | 1.5GHz |
18 | 対応 | 800MHz |
26 | 対応 | 800MHz バンド18を内包 |
28 | 対応 | 700MHz |
41 | 対応 | 2.5GHz |
42 | 非対応 | 3.5GHz |
「R17 Pro」は、auで使用するバンドの中でも絶対必須のバンド1と26を抑えており、必要性がほとんどないバンド11には非対応ですが、問題ありません。
docomo系格安SIMの利用可否
docomo系MVNOで必須となるバンドは抑えている為、楽天モバイルやmineo・IIJmio・OCNモバイルONEなどでも利用可能です。
Softbank系格安SIMの利用可否
Softbank系MVNOで必須となるバンドは抑えている為、LINEモバイルやmineo・U-mobile・nuroモバイルなども利用可能です。
海外での利用について
「OPPO R17 Pro」は日本国内向けモデルですが、SIMフリーとなっていますので、海外の現地SIM利用でも安心です。
R17 Pro ベンチマーク
OPPO R17 Proの各種ベンチマークスコアをまとめてレビューしていきましょう!
Antutu
スマホ性能を総合的に計測する「Antutu Benchmark」での「R17 Pro」のベンチマークスコアがこちら。
中国の「Beijing Antutu Technology」製のベンチマークソフト。
ベンチマーク | スコア | |
---|---|---|
総合 | 155,461 | |
CPU | 総合 | 65,705 |
演算処理 | 16,489 | |
一般使用 | 9,863 | |
マルチコア | 39,353 | |
GPU | 総合 | 37,861 |
3D Marooned | 9,099 | |
3D Coastline | 15,798 | |
3D Refinery | 12,964 | |
UX | 総合 | 43,980 |
データセキュリティ | 6,645 | |
データ処理 | 12,554 | |
画像処理 | 10,401 | |
UXスコア | 14,380 | |
MEM | 総合 | 7,915 |
RAM | 2,949 | |
ROM | 4,966 |
Geekbench 4 Pro
CPU性能を中心に測定する「GeekBench 4 Pro」での「R17 Pro」のベンチマークスコアがこちら。
カナダのPrimate Labs製のベンチマークスコアでCPUの処理能力の測定に特化。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Single Core Score | 1,814 |
Multi Core Score | 5,863 |
OpenCL | 5,753 |
RenderScript | 6,662 |
3D Mark
グラフィック性能を測る「3DMark」での「R17 Pro」のベンチマークスコアがこちら。
フィンランドの「Futuremark」社製のベンチマークソフト。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Ice Storm | 27,614 |
Ice Storm Extreme | MAX |
Sling Shot | 2,651 |
Sling Shot Extreme Open GL ES3.1 | 1,821 |
Sling Shot Extreme Vulkan | 1,433 |
API OVERHEAD OpenGL ES3.0 | 188,826 |
API OVERHEAD Vulkan | 210,751 |
PCMark
スマホ性能を総合的に計測する「PC Mark」での「R17 Pro」のベンチマークスコアがこちら。
開発元は、「3DMark」と同じフィンランドのFuturemark。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Work 2.0 Performance | 6,627 |
Work 2.0 Battery life | 11h9m |
Computer Vision | 3,440 |
Storage | 4,756 |
Work Performance | 7,769 |
Work Battery life | 15h30m |
R17 Pro価格比較
人気のMVNOでR17 Proを利用した場合の2年総額をまとめました。
R17 Pro実質負担額
「R17 Pro」は各MVNOに加え、Amazonでも販売されます。
それぞれ端末の実売価格をまとめました。
販売店 | R17 Pro 販売価格 (税込み) |
---|---|
Amazon | 74,783円 |
IIJmio | 73,224円 |
楽天モバイル | 75,470円 |
R17 Proの2年総額
IIJmioと楽天モバイルは、「R17 Pro」をセット購入して運用した場合、
他社MVNOでは、Amazonで「R17 Pro」を購入して運用した場合の2年総額を計算しています。
3GB+5分 or 10分かけ放題のプランで算出
初期費用+月額料金24ヶ月分+端末代金-各種割引
MVNO | プラン | 2年総額 |
---|---|---|
UQモバイル | プランS | 133,215円 |
DMMモバイル | 3GBプラン | 139,360円 |
mineo (au回線) | 3GBプラン | 139,442円 |
IIJmio (docomo回線) | ミニマムスタート プラン | 139,875円 |
IIJmio (au回線) | ミニマムスタート プラン | 139,868円 |
イオンモバイル (docomo回線) | 音声4GBプラン | 141,008円 |
イオンモバイル (au回線) | 音声4GBプラン | 141,008円 |
NifMo | 3GBプラン | 141,008円 |
BIGLOBEモバイル (docomo回線) | 3ギガプラン | 141,434円 |
BIGLOBEモバイル (au回線) | 3ギガプラン | 141,434円 |
mineo (docomo回線) | 3GBプラン | 141,895円 |
楽天モバイル (docomo回線) | 3.1GBプラン | 142,639円 |
楽天モバイル (au回線) | 3.1GBプラン | 142,652円 |
LINEモバイル (docomo回線) | 3GBプラン | 145,069円 |
LINEモバイル (Softbank回線) | 3GBプラン | 145,069円 |
OCNモバイルONE | 3GBプラン | 147,136円 |
mineo (Softbank回線) | 3GBプラン | 150,962円 |
やはり、SIMのみ契約でも最大10,000円の「UQモバイルキャンペーン」が適用となるのは強い!
R17 neoやnova lite 3といった540円で購入出来る通称「0円スマホ」を買って、売却してしまうのが一番オトクです。
参考:SIMのみ契約は断然損!
1位:Samsung
2位:Huawei
3位:Apple
4位:Xiaomi
5位:OPPO