arrows Uレビュー!富士通久々のヒット作(失礼)となった「arrows U」を徹底レビューしていきます。
arrows UはSoftbank独占販売モデルとなっており、3万円という低価格が魅力の一台。
スペックや2年総額を見ると、かなりコスパは悪いような…。他機種との比較も交えながら、arrows Uをレビューしていきましょう。
arrows Uレビュー
まずは、富士通 arrows Uを開封しながらレビューしていきます!
arrows U 開封レビュー
Softbank専売モデルであるの富士通「arrows U」を開封していきましょう!
arrows U 付属品
箱を開けると、かなりシンプルな付属品。
本体と各種書類が入っている小袋が一つのみ。
その他ケーブルや充電器・イヤホン等の付属品は一切ありません。
arrows U 取扱説明書
写真左の小袋の中には、
・SIMイジェクトピン
・ここからはじめるスマートフォン
・お願いとご注意 -重要なお知らせ-
簡易取扱説明書(お願いとご注意)
お願いとご注意の方が、かんたんな取扱説明書のような感じになっています。
少しだけご紹介していきます。
各部の名称とキーのはたらき
PINコードについて
arrows U のPINコードは初期値「9999」に設定されています。
arrows U 保証書
arrows Uには、保証書が付属していません。
「お願いとご注意」のP61に保証に関する説明があります。
保証期間は1年間、保証対象はarrows U本体のみとなっています。
arrows U 本体レビュー
それでは、arrows U本体をレビューしていきましょう!
・SIMカードの抜き差し
・防水性能を維持するために
・USB Type-C接続端子ご利用時の注意事項
と言った基本的な説明が本体裏面のシールに記載されています。
シール記載の内容をきちんと把握したら、早速、捨て去りましょう。笑
こちらがarrows U本体背面の写真。
デュアルカメラ・LEDフラッシュ・おサイフケータイが背面に配置。
arrows U本体下部には、スピーカー・USB Type-Cソケット・マイクを配置。
arrows U 本体右側面には、
上から、電源ボタン・音量調整ボタン・アシスタントキーという配置。
本体の中程から下部にかけてボタンが配置されているので、手の小さい方でも操作性は良いと思います。
arrows U 本体上部には、
イヤホンジャックとノイズキャンセリング用のセカンドマイクを配置。
arrows U 本体左側面には、SIMトレーを配置。
ボタン類はありません。
arrows U SIMトレー
arrows UのSIMトレーがこちら。
小さい穴に付属のSIMイジェクトピンを差し込んでSIMトレーを引き出します。
SIMイジェクトピンを挿して押し込むと、
SIMトレーが少し頭をだしますので、そのまま引き抜きましょう。
arrows U ホーム画面
arrows U のホーム画面がこちら。
うん。全くもって普通のスマホですね。
Softbank端末ということで、「Yahoo」「PayPay」「Yahoo!ショッピング」などの各種アプリがプリインストールされています。
arrows U スペック表
arrows Uのスペック表がこちらになります。
富士通 arrows Uスペック | |
---|---|
カラー | ・ブラック ・ホワイト ・ブルー |
サイズ(mm) | 149×72×8.8 |
重量 | 166g |
画面サイズ | 5.8インチ |
画面種別 | LED IPS液晶 |
画面解像度 | 2,280×1,080(フルHD+) |
OS | Android 9.0 Pie |
SoC | Snapdragon 450 |
CPUコア数 | 8コア(オクタコア) |
GPU | Adreno 506 |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
メインカメラ | 1,310万画素+500万画素 |
フロントカメラ | 800万画素 |
カメラ機能 | ポートレートモード 美肌補正 手ブレ補正 HDR撮影 |
外部メモリ | micro SD(最大400GB) |
バッテリー容量 | 2,880mAh |
連続待受時間 | 約580時間 |
連続通話時間 | 約1560分 |
充電端子 | USB Type-C |
急速充電 | USB PD非対応 QC非対応 |
無線充電 | 非対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 |
テザリング | 対応 |
衛星測位 | GPS、AGPS、GLONASS |
生体認証 | 顔認証(Smart Lock) |
防水 | 対応(IPX5/8) |
防塵 | 対応(IP6X) |
耐衝撃 | 対応(MIL規格準拠) |
おサイフケータイ | 対応 |
ハイレゾ | 対応 |
イヤホンジャック | 搭載 |
ワンセグ・フルセグ | 非対応 |
SIMサイズ | nano SIM |
SIMスロット | デュアルスロット nano SIM × 1 micro SD × 1 |
DSDS・DSDV | 非対応 |
VoLTE | 対応 |
対応バンド |
各社VoLTE・CAにも対応し、デュアルスロット搭載。
スペック総評
「arrows U」のスペック詳細を項目別にレビューしていきます。
おサイフケータイ対応
おサイフケータイに対応している為、楽天Edy・モバイルnanaco・WAONと言った各種電子マネーに加え、モバイルSuicaも利用できます。
電車やバスの登場時にもスマホをかざすだけで乗車出来るので、とても便利!
防水・防塵・耐衝撃に対応
arrows U は、防水・防塵に加え、MIL規格準拠の耐衝撃性能も備えています。
シニアスマホやキッズスマホとしても、安心して使えるスマホですね!
メモリ・ストレージは貧弱
メモリ3GB・ストレージ32GBというのは、3万円のスマホとしては決して優れていません。
UQモバイルのスマホ「UQモバイル端末」には、540円で購入できるスマホがいくつもありますが、arros Uよりもスペックは圧倒的に優秀です。
これについては、次の項目で詳しく比較していきます!
arrows Uのコスパはどうなの?
arrows Uの実売価格は30,720円。
「半額サポート」という、「機種変更+arrows Uの返却」が必須条件となる割引適用時で、15,360円。
「半額サポート」は一見お得に見えますが、機種変更と端末返却が必須条件の為、実際あまりお得ではありません。
arrows U のスペックはお世辞にも良いものではありません。
UQモバイルの「おてがるスマホ01」とほぼ同等スペックで、
「arrows U」も「おてがるスマホ01」もコスパはよくありません。
これらの端末は、「初心者でも使いやすい」「スマホデビューにオススメ」という謳い文句で販売されることが多いですが、arrows Uに関していうと中身は普通のAndroidスマホです。
(おてがるスマホ01はシニアやキッズでもわかりやすいシンプルな専用ホーム画面を採用しているので選択の余地はあります。)
中身が普通のスマホなら、「AQUOS sense 2」「R17 neo」「nova lite 3」と言った、UQモバイルで540円で購入出来る端末の方がよっぽどコスパが良いです。
これらの端末は、スペックも比較にならないぐらい、arrows Uより上です。
次の項目で、具体的な2年間の費用総額(2年総額)を比較していきましょう。
2年総額 = 端末代金+初期費用+月額料金24ヶ月分
arrows U の2年総額(111,192円)
Softbankでarrows Uを契約すると2年間でいくら掛かるのかを計算していきます。
Softbankの中で最も安い「ミニモンスター」プランで、月間1GB未満しか利用しなかった場合で算出しています。
arrrows U 2年総額 | 費用 (税込み) |
---|---|
初期費用 | 3,240円 |
端末代金 | 30,720円 |
月額料金 (1GB/月) | 77,232円 (3,218円*24ヶ月) |
5分かけ放題 | 12,960円 (540円*24ヶ月) |
1年おトク割 | -12,960円 |
2年総額 | 111,192円 |
2年総額 半額サポート利用 | 95,832円 |
arrows契約時には、最安でも、2年総額111,192円
2年後に機種変更と端末返却を行う「半額サポート」を利用しても、95,832円
という結果となりました。
ここで、UQモバイルの540円スマホを購入した場合の2年総額を算出してみましょう。
UQモバイルの2年総額(58,972円)
「AQUOS sense 2」「R17 neo」「nova lite 3」の3機種が540円で購入できる超高コスパ端末となっています。
これらの端末を購入した際の2年総額が下記となります。
UQモバイルの540円スマホは、Softbankの「半額サポート」と異なり、
機種変更も端末返却も不要です。
さらに、月間3GB使えて、Softbankよりも2年間で52,220円安いです。
UQモバイル 2年総額 | 費用 (税込み) |
---|---|
初期費用 | 3,240円 |
端末代金 実質負担額 | 540円 |
月額料金 (3GB/月) | 77,232円 (3,218円*24ヶ月) |
5分かけ放題 | 無料 (おしゃべりプラン) |
無料通話 | 60分/月 (ぴったりプラン) |
イチキュッパ割 | -14,040円 |
UQモバイル au Pay 残高還元 | -8,000円 |
2年総額 | 58,972円 |
おてがるスマホ01契約の2年総額
シニア向けにスマホを購入する場合、「おてがるスマホ01」が「arrows U」の有力なライバル機種になります。
そもそも「arrows U」は、中身が普通のスマホなのですが、
「おてがるスマホ01」は、文字の大きなシンプルなホーム画面もありますので、シニア向けスマホとしては、断然オススメです。
しかも、「おてがるスマホ01」は540円のみで購入できます。
UQモバイル 2年総額 | 費用 (税込み) |
---|---|
初期費用 | 3,240円 |
端末代金 実質負担額 | 540円 |
月額料金 (3GB/月) | 77,232円 (3,218円*24ヶ月) |
5分かけ放題 | 無料 (おしゃべりプラン) |
無料通話 | 60分/月 (ぴったりプラン) |
イチキュッパ割 | -14,040円 |
UQモバイル au Pay 残高還元 | -8,000円 |
2年総額 | 58,972円 |
UQモバイルau Pay 残高還元について
UQモバイルでは、「UQモバイルキャンペーン」が8,000円付きますが、
UQモバイルau Pay 残高還元の適用は、「au Pay 残高還元専用ページ」からの申込みが必須条件となります。
かならず、上記リンク先から申込みをしましょう。
さらに、契約から3ヶ月後に、au Pay 残高還元の振込先指定のお願いメールが届きます。
このメールが不達となる場合にも、au Pay 残高還元対象外となります。
au Pay 残高還元案内メールは、UQモバイル契約時に入力したメールアドレス宛に届きます。
契約時に入力するメールアドレスは、少なくともUQモバイルau Pay 残高還元受け取りまでは確実に使えるようにしておきましょう!
UQモバイル540円端末の選び方
「AQUOS sense 2」「R17 neo」「nova lite 3」「おてがるスマホ01」の4機種が540円で購入できます。
ただ、どれを選んだらいいのか分からない!という方向けにそれぞれの特徴を解説していきます。
・AQUOS sense2
3機種の中で唯一、防水・防塵・おサイフケータイに対応しています。
これらの機能が必要な方にはAQUOS sense2がオススメ!
安心の国産メーカー「SHARP」製造というのもポイントの一つ。
・R17 neo
3機種の中で最も処理能力が高い一台です。
4GBメモリ・128GBストレージ・有機ELディスプレイ搭載で540円!
驚異の高コスパ端末です。
・nova lite 3
HUAWEI製の高コスパ端末で、カメラ画質に定評があります。
カメラ性能が良い訳ではなく、AIによる着色に定評があり、
素人が好むビビットでメリハリの効いた色鮮やかな写真が好評。
・おてがるスマホ01
京セラ製のシニア向けシンプルスマホ「おてがるスマホ01」
シンプルで文字・アイコンの大きなホーム画面が最大の特徴。
防水・防塵に対応し、UQモバイルによる端末の使い方等のサポートも充実。
シニア向けに契約するなら、オススメの一台!
arrows U ベンチマーク
各種人気ベンチマークアプリでのHuawei arrows Uのベンチマークスコアをまとめてレビューしていきます。
Antutu
スマホ性能を総合的に計測する「Antutu Benchmark」での「arrows U」のベンチマークスコアがこちら。
中国の「Beijing Antutu Technology」製のベンチマークソフト。
ベンチマーク | スコア | |
---|---|---|
総合 | 73,119 | |
CPU | 総合 | 35,140 |
演算処理 | 5,131 | |
一般使用 | 5,011 | |
マルチコア | 24,998 | |
GPU | 総合 | 12,073 |
3D Marooned | 2,461 | |
3D Coastline | 3,918 | |
3D Refinery | 5,694 | |
UX | 総合 | 20,392 |
データセキュリティ | 4,106 | |
データ処理 | 4,652 | |
画像処理 | 2,481 | |
UXスコア | 9,153 | |
MEM | 総合 | 5,514 |
RAM | 2,193 | |
ROM | 3,321 |
Geekbench 4 Pro
CPU性能を中心に測定する「GeekBench 4 Pro」での「arrows U」のベンチマークスコアがこちら。
カナダのPrimate Labs製のベンチマークスコアでCPUの処理能力の測定に特化。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Single Core Score | 770 |
Multi Core Score | 3,850 |
OpenCL | 1,739 |
RenderScript | 3,284 |
Battery Score | 3,774 Medium |
3D Mark
グラフィック性能を測る「3DMark」での「arrows U」のベンチマークスコアがこちら。
フィンランドの「Futuremark」社製のベンチマークソフト。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Ice Storm Unlimited | 12,828 |
Ice Storm Extreme | 7,746 |
Sling Shot | 789 |
Sling Shot Extreme Open GL ES3.1 | 427 |
Sling Shot Extreme Vulkan | 476 |
API OVERHEAD OpenGL ES3.0 | 54,782 |
API OVERHEAD Vulkan | 118,921 |
PCMark
スマホ性能を総合的に計測する「PC Mark」での「arrows U」のベンチマークスコアがこちら。
開発元は、「3DMark」と同じフィンランドのFuturemark。
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Work 2.0 Performance | 4,586 |
Work 2.0 Battery life | 11h9m |
Computer Vision | 2,227 |
Storage | 5,451 |
Work Performance | 5,432 |
Work Battery life | 11h49m |
ライバル機種とのベンチマーク比較
ここでは、スマホのスペック・処理能力全般の指標として使われることの多い、
「Antutuベンチマーク」のスコアを用いて、「arrows U」とライバル機種のスコアを比較していきましょう!
ベンチマークスコア・端末価格・2年総額と合わせて一覧表にしてみました。
機種名 | Antutuスコア | 端末価格 | 2年総額 |
---|---|---|---|
arrows U | 73,119 | 30,720円 | 111,192円 |
R17 neo | 132,336 | 540円 | 58,972円 |
nova lite 3 | 127,654 | 540円 | 58,972円 |
AQUOS sense 2 | 71,865 | 540円 | 58,972円 |
おてがるスマホ01 | 58,062 | 540円 | 58,972円 |
スペックで選ぶなら、間違いなく「R17 neo」「nova lite 3」が断然高コスパ!
「arrows U」同等スペックのスマホなら、「AQUOS sense 2」
・専用ページ以外からの申込み
・エントリーパッケージでの申込み
・スタートキットでの申込み
・UQモバイル店舗での申込み
・4ヶ月以内の解約・プラン変更・料金滞納・端末返品