・実行速度はMVNOトップクラスの2社、どちらも爆速!
・料金プランは二社とも同等
・スマホの実質負担額はUQモバイルの圧勝!
・キャッシュバックで選ぶならUQモバイル
今回は、UQモバイルとY!mobileを徹底比較しました!
料金・速度・キャンペーン・端末の実質負担額等を比較しています。
どちらもプランが似た2社ですので、細かい部分での差がある感じですね。
もくじ
UQモバイル・Y!mobileの概要
UQモバイルは、AUを擁するKDDIのグループ企業「UQコミュニケーションズ」が運営するMVNO。UQコミュニケーションズといえば、WiMAXでおなじみの企業ですね!
Y!mobileは、ヤフーモバイルの略でもあり、Softbankグループのワイモバイル株式会社が運営するスマホサービスです。
Softbankのサブブランドという位置づけになっており、厳密にはMVNOではなくサブキャリアと呼ばれていますが、ネット上のレビューサイトなどではMVNOの1つとして扱われている事が多いです。
しかし、料金プランや実効速度の速さなどは、どちらも共通しており、キャリアのグループ企業が運営するサービスといった感じで、サービス内容はどちらも高品質です。
他のMVNOとは一線を画するサービス内容・品質が魅力的。
UQモバイルとY!mobileの料金比較
今回は、UQモバイルとY!mobile(ワイモバイル)、それぞれのメリット・デメリットを踏まえながら、2年総額やキャンペーン・キャッシュバックなどを比較していきたいと思います!
初期費用比較
初期費用は、すべてのMVNO・キャリアで共通の料金ですので、この点に違いはありません。
両社ともに、税込み3,240円の契約事務手数料が発生します。
また、ほぼ全てのMVNOで必要となる「SIMカード発行手数料」ですが、UQモバイル・Y!mobileともに無料となっています。
初期費用 | UQモバイル | Y!mobile |
---|---|---|
契約事務手数料 | 3,240円 | 3,240円 |
SIMカード発行手数料 | 0円 | 0円 |
契約事務手数料を節約する方法として、「エントリーパッケージ」を活用する方法がありますが、手間と日数が掛かるというデメリットがあり、節約出来る額も2千円程度なので、状況によって選択すると良いと思います。
ただし、UQモバイルに関しては、「UQモバイルエントリーパッケージ」や「UQモバイルスタートキット」を利用するとUQモバイルキャッシュバックの対象外となるので、逆に損する結果となりますので、ご注意下さい。
料金プラン比較
まず、UQモバイルとY!mobileの料金プランから比較していきましょう!
この2社ですが、非常に料金プランが似ています。
最初の13ヶ月は、下記の1,000円割引が適用となり、14ヶ月目から通常料金に移行する形です。
Y!mobile:ワンキュッパ割
UQモバイル:イチキュッパ割
月額料金 (税込み) | UQモバイル | Y!mobile | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
プランS | プランM | プランL | プランS | プランM | プランL | |
1~12ヶ月目 | 2,138円 | 3,218円 | 5,378円 | 2,138円 | 3,218円 | 5,378円 |
13ヶ月目以降 | 3,218円 | 4,298円 | 6,458円 | 3,218円 | 4,298円 | 6,458円 |
プラン名は、UQモバイルが「おしゃべりプラン・ぴったりプラン」、Y!mobileが「スマホプラン」となっています。
Y!mobileでは、2018年6月の料金プラン改定で、「スマホプラン割引」と「長期利用割引」が終了となりますが、料金プラン自体が1,000円安くなる価格改定が入る為、支払総額は以前と一切変わりません。
逆に、UQモバイルのプランの方がシンプルでわかりやすかったので、こちらに合わせた形だと思います。
この2社は良きライバルですね。笑
データ容量の比較
2018年8月1日、ワイモバイルが基本料金そのままに、月間データ容量を増量することを発表し、8日後にUQモバイルもデータ増量を発表。
以前は、2GB・6GB・14GBの3プラン構成でしたが、現在では下記のようになっています。
月間データ容量 | プランS | プランM | プランL |
---|---|---|---|
UQモバイル | 3GB | 9GB | 21GB |
Y!mobile | 3GB | 9GB | 21GB |
データ容量のシステムも2社とも同じようなシステムとなっており、
Y!mobileでは「データ増量オプション」、UQモバイルでは「増量オプション」を契約した場合に上記の容量となります。
どちらも月額500円のオプションですが、新規契約・機種変更から2年間はオプション料金が無料となります。
データ増量の手間を比較
「データ増量」のオプションによる追加データ量のチャージの際に、必要な手間が若干異なります。
Y!mobileの「データ増量オプション」では、1回あたり500MBチャージが上限ですので、複数回繰り返す必要があるのが面倒です。
UQモバイルの「増量オプション」では、無料チャージできる上限までワンタップで一括チャージが可能です。
2年総額の比較
初期費用・月額料金ともに同額ですので、2年総額も一緒ですね。
月額料金 (税込み) | UQモバイル | Y!mobile | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
プランS | プランM | プランL | プランS | プランM | プランL | |
2年総額 | 66,432円 | 92,352円 | 144,192円 | 66,432円 | 92,352円 | 144,192円 |
実質月額 | 2,768円 | 3,848円 | 6,008円 | 2,768円 | 3,848円 | 6,008円 |
ただし、UQモバイルでは「マンスリー割」による端末代の安さがありますし、キャッシュバックキャンペーンもありますので、そこまで加味すると、結構差額が出てきます。
キャッシュバックを利用する場合や端末を転売して、手持ちの白ロムを使う場合などには、下記ページで解説していますので、参考にしてみてください。
参考:UQモバイルをお得に契約する裏技まとめ│最大36,646円損します!
料金プラン詳細の比較(かけ放題・データ繰越し)
UQモバイルとY!mobileでは、料金プランのディテールにも若干の違いがあります。
それが、無料となる1回あたりの通話時間とデータ繰越しについて。
まず、かけ放題の対象通話時間ですが、
UQモバイル(おしゃべりプラン)では、1回あたり5分以内の通話がかけ放題であるのに対し、
Y!mobile(スマホプラン)では、1回あたり10分以内の通話がかけ放題となっています。
また、データの繰越しに関しても、UQモバイルとY!mobileで異なります。
データくりこし | |
---|---|
UQモバイル | 対応 |
Y!mobile | 非対応 |
一長一短ですね。
UQモバイルの場合には、5分かけ放題のおしゃべりプランの他に、無料通話がついたぴったりプランも用意されているので、都合の良い方を選択できるという点では、柔軟性の高い料金プラン設計となっています。
解約時の費用(違約金等)と条件
UQモバイルとY!mobileの契約期間と解約違約金について、まとめます。
Y!mobileはデータ通信専用SIMの設定が無いため、最低利用期間は一律2年となっています。
UQモバイルはデータ通信専用SIMが1年、音声通話SIMのデータ高速プラン・データ無制限プランが1年、おしゃべりプラン・ぴったりプランが2年となっています。
どちらも最低利用期間内での解約には税別9,500円の解約料が発生します。
各種割引の解説
月額料金割引や端末代金割引や学割など、各種割引を解説していきたいと思います。
Y!mobileでは、「おうち割 光セット」という「ソフトバンク光」とのセット割引を開始していますが、「家族割引サービス」との併用は不可となっていますので、両社ともに1,480円という料金以上は安くならない設計になっています。
キャリア決済の比較
Y!mobileは「ワイモバイルまとめて支払い」というSoftbankのサブキャリアならではのキャリア決済が利用できます。
対するUQモバイルは、2018年5月より、MVNOではじめて「auかんたん決済」に対応しました。
参考:UQモバイルキャリア決済
両社ともに、「Google Play Store」「App Store」などのアプリ購入や月額決済コンテンツの支払いに対応しています。
UQモバイルとY!mobileの速度比較
回線自体のスペックはどちらも4G・LTE回線対応です。
回線速度の最大理論値は、UQモバイル(au回線)が4CC CAで下り最大958Mbps、Y!mobileがHybrid 4G LTEで下り最大612Mbpsですが、この数値はさほど重要ではないです。
「Massive MIMO」「256QAM」、「4×4MIMO」といった、キャリアの最新技術もMVNOでは同様に適用されます。
また、実効速度はこの最大理論値とかけ離れ数値となります。
そこで、実効速度の比較をしてみましょう。
実効速度の比較 │ 結局、どっちが速い?
UQモバイルとY!mobileの速度を比較してみたいと思います。
比較に使用するデータは、速度比較サイトのデータを引用させて頂きます。
こちらのデータは、最も混雑する時間帯である平日のお昼時の測定データです。
最も回線が輻輳する時間帯でこの速度ですから、帯域に余裕のある時間帯ではこれら以上の実効速度が出ることが想定されます。
計測月 | UQモバイル | Y!mobile |
---|---|---|
2018年8月 | 16.44Mbps | 9.00Mbps |
2018年7月 | 15.71Mbps | 10.59Mbps |
2018年6月 | 26.60Mbps | 10.77Mbps |
2018年5月 | 37.15Mbps | 15.52Mbps |
2018年4月 | 12.06Mbps | 11.92Mbps |
2018年3月 | 11.68Mbps | 12.27Mbps |
2018年2月 | 12.13Mbps | 11.19Mbps |
2018年1月 | 13.84Mbps | 8.69Mbps |
引用元:格安SIM速度
どちらも甲乙つけがたいぐらい高速な実効速度となっています。
光回線が100Mbps・1Gbpsという時代ですから、この数字を見ると、一見速くないように思えますが、他のMVNOの実効速度を見てみると驚愕します。
1Mbps出ないなんて当たり前ですから、この数字がどれだけ驚異的かご理解頂けると思います。
低速通信時の速度比較(制限後速度)
低速通信時の速度にも違いがあります。
低速通信時というのは、月間容量を使い切ってしまったあとに速度制限が掛けられた状態です。
UQモバイル | Y!mobile | |
---|---|---|
低速通信時の速度 | 300Kbps | 128Kbps |
UQモバイルの制限時速度300Kbpsというのは全MVNOの中でもトップクラスの速さですので、
通信制限が掛かっても300Kbps出るというのは、他MVNOと比較してもかなり大きなアベレージと言えるでしょう。
速度切り替え(高速⇔低速)はできる?
通信速度の切り替えはUQモバイルのみ対応しており、Y!mobileでは速度切替できません。
「UQポータルアプリ(Android / iOS)」かUQモバイルのデータチャージサイトから、ターボ機能のON/OFF切り替えが可能です。
ターボ機能OFF(節約モード)状態では、300Kbpsでの通信となります。
300Kbps出るとなると、LINE / Instagram / Twitter / Facebook 等のSNS利用においては十分と言える速度ですし、ターボ機能OFF(節約モード)を上手に活用すれば、月間容量2GBのプランSでもかなり使い倒せるのがUQモバイルの魅力ですね。
UQモバイルとY!mobileのエリア比較
AUの回線を利用するUQモバイル。
Softbankの回線を利用するY!mobile。
電波が届くエリアを表現するのに、「人口カバー率」という数値を用いますが、UQモバイル、Y!mobile、どちらも人口カバー率で言えば、99%オーバーとなっています。
UQモバイルはAUの回線を利用していますので、過去にAUを利用していた方であれば、その時と繋がる場所・繋がらない場所は一緒です。
Y!mobileも同様に、過去にSoftbankを利用していた方であれば、その時と繋がる場所・繋がらない場所は一緒です。
ただし、Y!mobileの場合、Softbankのエリアに加えて、旧イーモバイルの回線も併用していますので、山間部等の圏外になりやすい部分はSoftbankよりも強いはずです。
UQモバイルとY!mobileの端末価格比較
この項目では、UQモバイルとY!mobile、どちらでも取扱いのある端末の価格(実質負担額)を比較してみました。
実質負担額 | UQモバイル | Y!mobile | ||
---|---|---|---|---|
プランS | プランM/L | プランS | プランM/L | |
iPhone 6s 32GB | 26,028円 | 13,068円 | 26,460円 | 13,500円 |
iPhone 6s 128GB | 38,988円 | 26,028円 | 39,420円 | 26,460円 |
iPhone SE 32GB | 10,476円 | 10,476円 | 32,400円 | 32,400円 |
iPhone SE 128GB | 13,068円 | 13,068円 | 13,500円 | 13,500円 |
HUAWEI P20 lite | 13,068円 | 13,068円 | 13,500円 | 540円 |
UQモバイルもY!mobileもお互い両社の販売価格をかなり意識しています。
特に、iPhone SE 32GBは以前UQモバイルで108円で販売されていましたが、値上げとなってしまいました。
値上げ後でもY!mobileよりも安い値段設定をしています。
UQモバイルでは全端末で「マンスリー割」という端末購入サポートの割引が適用となります。
かたやY!mobileでは、SIMフリー端末に関しては、端末購入サポートである「月額割引」が適用になりません。
(ただし、Y!mobileオリジナル端末などY!mobileのSIMロックが掛かった端末である、Android OneシリーズやNEXUSシリーズやAQUOSシリーズなどは「月額割引」が適用されます。)
UQモバイルとY!mobileのキャンペーン・キャッシュバック比較
最後に、UQモバイルとY!mobileのキャッシュバック・キャンペーンを比較していきます。
UQモバイルのキャンペーン
UQモバイルで開催中のキャンペーンをまとめておきます。
UQモバイル最強のキャンペーンといえば、やはりキャッシュバックキャンペーン!
最大13,000円キャッシュバックキャンペーン
UQモバイルで最も魅力的なキャンペーンがこちら!
エントリーパッケージよりも圧倒的にお得です。
ちなみに、エントリーパッケージを利用すると、キャッシュバック対象外となりますので、注意が必要です。

UQモバイル最大13,000円キャッシュバック | |
---|---|
対象プラン | 特設ページからの申込のみが対象。 下記3プランいずれかの |
対象外条件 | 下記プランでの申込 ・データ無制限+音声プラン ・データ通信専用プラン エントリーパッケージの利用 |
CB金額 | おしゃべりプランS:10,000円 ぴったりプランS:10,000円 おしゃべりプランM:11,000円 ぴったりプランM:11,000円 おしゃべりプランL:13,000円 ぴったりプランL:13,000円 データ高速+音声プラン:5,000円 |
注意事項 | 下記に該当する場合、 キャッシュバック適用対象外。 ・キャッシュバック専用ページ以外からの申込 |
現在、UQモバイルでは、おしゃべりプランとぴったりプランを契約する方が大半のようなので、大半の方が1万円以上のキャッシュバックを獲得していることになります。
また、UQモバイルのキャッシュバックの良い点は、振込先情報の登録依頼メールが4ヶ月後に届きます。
キャッシュバックまでが速いのも魅力ですし、(通常1年以上先)
登録依頼メールがプロバイダアドレスへ送られてくるケースが大半ですが、UQモバイルでは普段遣いのメールアドレスを指定することが出来ますので、振込先情報の登録依頼メールを見逃してキャッシュバックがもらえなかったなんてことも起こりづらい良心設計です。
Y!mobileのキャンペーン
Y!mobileでは細々としたキャンペーンは数多く開催されています。
(Google Play Musicお試しキャンペーンやパケットマイレージキャンペーンなど)
ただ、大半のキャンペーンが金銭的インパクトの少ないキャンペーンのみで、魅力的なのはここでご紹介する最大14,400円割引キャンペーン程度でしょう。
SIM単体契約特別割引(最大14,400円)

SIM単体契約特別割引 | |
---|---|
対象プラン | SIMカード単体契約で 下記プランへの 新規契約・MNP乗り換え ・スマホプランS ・スマホプランM ・スマホプランL |
対象外プラン | 端末セットでの申込は対象外 ソフトバンクからの MNP乗り換えも対象外 |
割引金額 | スマホプランS: 9,600円(400円*24ヶ月) スマホプランM: スマホプランL: |
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